【開催報告】東日本大震災現地NPO応援基金「大和証券フェニックスジャパン・プログラム2017」:NPOスタッフの人材育成事業がスタート!(第1回合同研修会実施)


 現地NPO応援基金[特定助成]大和証券フェニックスジャパン・プログラムでは、助成金による資金支援のほか、事務局主催のフォローアップとして合同研修会を実施しています(助成期間中に2回)。
 助成がスタートして間もない10月13日、仙台で第1回の研修会を実施し、助成対象の9団体、選考委員、ドナーである大和証券グループ担当者等、22名が参加しました。

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 現地NPO応援基金[特定助成]大和証券フェニックスジャパン・プログラムは、大和証券株式会社からの寄付により、現地NPOの組織基盤を強化するためにNPOが実施する「人材育成」の取り組みを応援するものです。第1回の合同研修会は、育成事業のスタート時点にあたり育成責任者(スーパーバイザー/SV)と育成対象スタッフが今回の育成計画や役割を相互に理解すること、他の助成対象団体との交流を目的として実施しました。
 今回は半日かけて、事務局より1年間の助成プログラムのオリエンテーション、団体ごとの育成計画の発表、1年間の目標確認を行う研修を実施しました。

1.イントロダクション

 はじめに、この1年間の助成プログラムを実施するにあたり、改めてプログラムの目標や育成レポートのねらいについて事務局よりお話をしました。続いて大和証券の横山氏、選考委員長の須田氏より選考された視点からコメントをいただき、研修会をスタートしました。

2.参加9団体による育成計画の発表

 下記の団体の育成対象スタッフから団体の取り組みと今回の育成計画で団体が目指していることなどを発表いただきました。新規助成対象団体は5分間、継続助成対象団体は10分間の持ち時間とし、発表後には他の参加者からの質問や選考委員・事務局からのコメントの時間を設けました。

(助成対象団体)
<新規助成> 7団体

●認定特定非営利活動法人 桜ライン311 (岩手県 陸前高田市)
 計画名:対象者の事務局長就任を目的とした資金調達面能力を主軸とする人材育成
●特定非営利活動法人 いわて連携復興センター (岩手県 北上市)
 計画名:被災者の生活再建を迅速に行うための防災ボランティアリーダー育成事業
●特定非営利活動法人 未来図書館 (岩手県 盛岡市)
 計画名:活動の自立のための中核人材育成事業
●一般社団法人 さとうみファーム (宮城県 南三陸町)
 計画名:地域活性化を目的とした羊飼育の担当スタッフのスキル向上
●特定非営利活動法人 奏海の杜 (宮城県 南三陸町)
 計画名:持続可能な障害児支援を行うチームのマネジメントの視点を養う
●一般社団法人 日本カーシェアリング協会 (宮城県 石巻市)
 計画名:組織基盤強化のための事務局力育成
●特定非営利活動法人 ビーンズふくしま (福島県 福島市)
 計画名:運営体制整備のための人材育成事業

<継続助成> 2団体

●一般社団法人 SAVE IWATE (岩手県 盛岡市)
 計画名:和グルミからの経済復興を担う中核人材の育成(2)
●特定非営利活動法人 故郷まちづくりナイン・タウン (宮城県 登米市)
 計画名:中核スタッフの総合力強化による事業充実と組織強化プロジェクト(2) 

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3.団体ごとのワークとまとめ

 次に、団体ごとのワークを行いました。ワークシートを使って、①この1年の助成が組織にとってどのような一歩につながるのか、②1年間の育成計画に対して1年間の目標について優先順位をたてる、③それが半年後どこまで達成できているか、という3点を書き出しました。

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 まとめとして、育成対象スタッフの皆さんから一言ずつ発表していただきました。目指すべき像をスーパーバイザーと共有する、他の団体との連携を進める、専門技術を高める、事業の整理を行うなど、具体的なアクションが多く出されました。
研修の最後は、事務局の田尻、選考委員で本プログラムの寄付者である大和証券の横山氏からのエールで締めくくりました。

4.さいごに

 今回の助成対象には、被災して顕在化したもともと地域にあった課題への取り組みをされる団体が多くおられます。だからこそ、この時期に団体に蓄積された経験値やノウハウが他地域への汎用性を持つことも考えられます。震災後6年を経た今年の合同研修会では、そういったお話がたくさん聞かれました。
 ものごとが汎用するには、人を介さないと伝わっていきません。スタッフが団体について理解を深め中核の人材として育ててほしい、という本プログラムの願いは、そこに通じるように思います。1年間という限られた期間ではありますが、助成対象団体の皆さんには、助成プログラムを十分に活用していただけるよう、事務局としても今後のフォローを行いたいと思います。

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育成対象スタッフ(前列)とスーパーバイザー(後列)のみなさん、他参加者

(記録作成:市民社会創造ファンド 山田)