【報告】東日本大震災現地NPO応援基金「大和証券フェニックスジャパン・プログラム2017」:中間報告をかねた第2回合同研修会を開催


 現地NPO応援基金[特定助成]大和証券フェニックスジャパン・プログラムでは、資金支援のほか、新規助成対象団体を主な対象に、事務局主催の合同研修会を助成期間中に2回実施しています。
5月8日に第2回の研修会を仙台で実施し、助成対象の9団体、選考委員、ドナーである大和証券グループの責任者等、21名が参加しました。
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 現地NPO応援基金[特定助成]大和証券フェニックスジャパン・プログラムは、大和証券株式会社からの寄付により、現地NPOの組織基盤を強化するためにNPOが実施する「人材育成」の取り組みを応援するものです。第2回の合同研修会は、助成期間の半期にあたり育成事業の中間報告や課題の共有、質疑応答などを行い、他の助成対象団体との意見交換や交流を目的として実施しました。
はじめに、大和証券の横山氏よりご挨拶をいただき、研修会をスタートしました。

参加9団体による育成事業の中間報告

団体の育成対象スタッフから育成の目標に対して半年間の取り組みがどうだったのか、また課題に思っていることなどを報告。スーパーバイザー(育成責任者)がコメントをした後、他の参加者からも積極的に質問やコメントをいただきました。

(助成対象団体)
 <新規助成> 7団体
 ●認定特定非営利活動法人 桜ライン311 (岩手県 陸前高田市)
  計画名:対象者の事務局長就任を目的とした資金調達面能力を主軸とする人材育成
 ●特定非営利活動法人 いわて連携復興センター (岩手県 北上市)
  計画名:被災者の生活再建を迅速に行うための防災ボランティアリーダー育成事業
 ●特定非営利活動法人 未来図書館 (岩手県 盛岡市)
  計画名:活動の自立のための中核人材育成事業
 ●一般社団法人 さとうみファーム (宮城県 南三陸町)
  計画名:地域活性化を目的とした羊飼育の担当スタッフのスキル向上
 ●特定非営利活動法人 奏海の杜 (宮城県 南三陸町)
  計画名:持続可能な障害児支援を行うチームのマネジメントの視点を養う
 ●一般社団法人 日本カーシェアリング協会 (宮城県 石巻市)
  計画名:組織基盤強化のための事務局力育成
 ●特定非営利活動法人 ビーンズふくしま (福島県 福島市)
  計画名:運営体制整備のための人材育成事業

 <継続助成> 2団体
 ●一般社団法人 SAVE IWATE (岩手県 盛岡市)
  計画名:和グルミからの経済復興を担う中核人材の育成(2)
 ●特定非営利活動法人 故郷まちづくりナイン・タウン (宮城県 登米市)
  計画名:中核スタッフの総合力強化による事業充実と組織強化プロジェクト(2)

 団体からは、当初は技術の習得を予定していたが、育成事業を進めるなかでビジョンの確認が大事だと気付き見直しを行った、育成対象スタッフの積極的な行動が周りのスタッフにも影響を与えているなど、思わぬ気づきや波及効果などが報告されました。また、課題としては、リーダーとしての振る舞い方や現場と他の役員・スタッフとの意思疎通の方法など、スタッフ個人の悩みもあれば組織として苦労していることなどが出されました。

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さいごに

 まとめとして、事務局の田尻よりコメントしました。「残りの5カ月間をいかに過ごすか。育成を進める中で新たな気づきもあるだろう。事務局に相談しながら型にはまらず知恵を使って進めてもらいたい。また、本プログラムは単に人材育成というものではなく、その人を育成することが組織基盤強化にどう繋がるのかが大事なので、それを意識しながら後半は取り組んでほしい。」
 当初、技術やノウハウの習得を目標に掲げていた団体も、育成対象スタッフの立場や団体の在り方を考え直すようになったり、他組織との比較からやるべき事を取捨選択したり、スタッフ間の関係を強くしたりなど、人材育成事業そのものの位置づけにも変化が見られました。事務局としても、このような団体の変化を柔軟に受け止めて、残りの期間をフォローしたいと思います。

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