市民活動団体(NPO)育成・強化プロジェクト「NPOを磨く15の力」開催のお知らせ


日本NPOセンターは特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパンの協力を受けて、「市民活動団体(NPO)育成・強化プロジェクト」を実施いたします。

「市民活動団体(NPO)育成・強化プロジェクト」は岩手、宮城、福島において、継続的かつ多面的な支援を、被災された地域の中からつくりあげるための、現地NPOのキャパシティビルディングとNPOリーダー育成を目的としたもので、集合研修、メンターサポート、インターンプログラムなどを2013年7月まで実施します。

その一環として集合研修「NPOを磨く15の力」を開催します。
集合研修は公開型で、岩手、宮城、福島の3県で各6回(15コマ)を2回ずつ開催します。
関心をお持ちの方はご参加いただけると幸いです。
※この講座は終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。

※この集合研修は主として本事業のメンターサポートを受ける方を対象として実施する講座を、公開するものです。
 メンターサポートを受ける方は主として当センター現地NPO応援基金の助成団体を対象としています。

市民活動団体(NPO)育成・強化プロジェクト集合研修
「NPOを磨く15の力」

主催:特定非営利活動法人 日本NPOセンター
協力:特定非営利活動法人 ワールド・ビジョン・ジャパン
参加費:資料代として各回1,000円を当日会場で申し受けます。
対象:岩手、宮城、福島において継続的な支援をする意思のある現地NPOのリーダー、次期リーダー
   (ここで言うNPOはNPO法人に限らず非営利で市民活動を行っている団体をさします)
定員:各回・各会場 20名程度
開催期間:2012年5月26日~8月27日

各回の日程、講師、会場についてはこちらをご覧ください。
お申し込みはこちらから

基盤編

[観る力] 日本のNPOのカタチ
そもそも、日本で、何故、「今」市民活動(NPO)がこれほど重要視されているのだろうか。
その国の歴史や文化と切り離した表層的な理解ではない、「魂」の市民活動(NPO)についての理解を共有します。

[興す力] 価値を生み出すNPOの姿
NPOの支え(ささえ)は、市民の信頼と共感です。そして、要(かなめ)は、市民の満足と支援です。NPOに出逢い、理解し、信頼と共感を覚え、支援の気持ちが芽生え、その行為に満足感を覚える。この一連の流れが、市民の心に落ちた時、NPOの価値と、活動の継続性が生まれます。「興す力」では、「知っておきたいNPOのこと-信頼されるNPOの7つの条件-」をテキストに価値を生み出すNPOの姿を学びます。

事業編

[提案する力] 思いを形に、共感を得る企画
営利・非営利を問わず、どの組織でも、確実な成果を生み出すためには、構想を適切な言葉や数字で書面に表すプロセスと、他者に分かりやすく提案する機会が不可欠です。とりわけ、NPOは、より多くの人や組織からの理解や共感、協力が、ミッションを達成する源泉ともなってきます。そこで、このコマでは、思いを一つの事業として形を成していくために不可欠な企画力と、他者に伝えて共感や連携を引き出す提案力を、演習を重ねながら体得していただきます。

[組立てる力] 事業計画を単年度と中長期で捉える
地域の課題解決のために継続的な活動を進めるためには、将来の地域、解決すべき課題、団体の状態を想定し、組織としての中長期的な取り組み目標を立てることが重要です。次に中長期目標を基に、より具体的な事業内容、実施時期、事業スタッフの配置、予算計画などを検討して単年度の計画を作成します。必要性や思いだけで計画しても、実施に無理があれば組織としての信頼を失います。組織の目指す方向と単年度の事業の整合性やあり方を視点に考えます。

[見通す力] 組織の財源のあり方と資金管理
計画に沿った取り組みを進めるには、その裏付けとなる財源について考えておく必要があります。活動の目的と実現のための財源バランスの見極めは安定した組織経営には欠かせない視点です。また、単年度の収支においても、月々の収支バランスを念頭に置いた管理をしないと資金がショートするなど、さまざまな課題が発生し、組織としての信頼にも影響します。思いを実現させながら、無理や無駄のない財源と予算のあり方を視点に考えます。

組織編

[持続する力] パワーを生み出す組織のあり方
限られた時間とマンパワーで成果を上げるには、会員、理事、職員がそれぞれの役割を発揮するチーム力を高めることが大切です。代表や事務局が孤軍奮闘する個人経営的組織から、多くの人を巻き込みチームで分担する組織にどう発展させるか、組織の私物化をふせぎ、スタッフが安心して働けて、外部からも信頼を得られる組織をどうつくっていけばいいかを考えます。

[推進する力] ここで差が出るマネジメント
NPOは自らのミッション達成を通して、社会的課題を解決するために設立された組織体です。組織であれば、そこに与えられた各種の資源(人、モノ、金、情報など)を有効に活用(マネジメント)することが求められます。とすると、NPOにとってもマネジメントは必要なのでしょうか。そこで、なぜNPOでもマネジメントが必要なのか、という問いから始めて、自らのミッションを大切にしつつ、且つ効率的、効果的でNPOらしい組織マネジメントについて共に学びます。

[育てる力] 成長する人づくり
NPO活動の質はスタッフの質とモチベーションによってかわります。人数も少なく内部研修の機会もつくりにくい現場において、本人の関心や意欲を大事にしながらも、組織とミッションに貢献できる人財に成長できるようにするために、どのようなスタッフ育成をすればいいか考えます。NPOスタッフに求められる資質やスキルとは何か、視野を広げ意欲を高める機会づくりなどを探ります。

[まきこむ力] 思いを受け止め共感を広げるボランティアコーディネート
NPOの活動を支える原動力は、その支え手である人の自発性。自発的に動く人であるボランティアの参加と継続的な活動を支えるためには、その一人ひとりの力と可能性が発揮できるように働きかける「ボランティアコーディネーション」が重要な役割を果たします。多様な人や組織を対等につなぎ、活動の支え手としての力を発揮し、総合力や新しい解決力を生み出すために必要な要素は何かについて、当講座では講義とワークを通じて学びます。

[整える力] 安心・納得・自己実現の労務管理
経営資源に限りがある中で、スタッフが納得し安心して働ける環境をどうつくるか。ボランティア組織から事業体に移行する中で、就業のルールの作り方や勤務記録の仕方、報酬の決め方や保険加入をどうするかを決める必要が生じます。自発的な労働という特性があるNPOの職場で、勤務とボランティアで行うことをどう整理し、スタッフ間でどう共有するか、なども考えます。

[組む力] 健全で成果が出るパートナーシップ
公共を支える新しい公共という考え方の中から、『共同』でも『協同』でもなく『協働』が、一般的に使われるようになりました。現場ではその言葉をどのようにコントロールしているのでしょうか。行政との協働は、それぞれの文化が異なるため、まず、互いを理解し、信頼関係を構築することから始めます。数々の協働事例から、社会的に信頼され、健全で成果が出る、協働の姿とNPOの姿勢を学びます。

[ふりかえる力] やれば役立つラクラク評価
多くのNPOはミッション、ビジョンの実現をめざして活動を展開します。その場合、いかにして活動や事業を実施するかと言う点に関心が集中しがちです。しかしより効率的、効果的な事業の実施、また団体としての成長を考えると、何らかの評価を行い、その結果を次の活動に生かすことが重要です。今回は、なぜ評価が必要なのか、評価とは何か、など評価に係る基本的な事項を理解すると共に、簡単にできる評価手法を使って実際に組織評価作業を行います。

[説明する力] 組織を伝えるための会計
この講座では、組織としてのアカウンタビリティ(説明責任)について、財務報告を通して考えます。
財務諸表から読み取れるものものとは何か。会計とは何かを考えます。また、2010年に策定されたNPO法人会計基準について、他の会計基準との違い等をNPO法人会計基準のポイントを中心に学びます。

コミュニケーション編

[伝える力] 組織を伝えるコミュニケーション
[拡げる力] 組織を拡げるコミュニケーション
自らの団体を対外的に説明し支援者を拡大することは全てのNPOにおいて重要です。いい活動をしていてもそれを多くの人に知ってもらえなければ、多くの人の参加を得ることはできません。
魅力ある発信をするために、自らの団体のミッションを的確に把握し、ビジョンを明確にして、端的に理解する技術と、発信の手法を学びます。