1日目: オープニングフォーラムセミナー
2日目: 分科会クロージング




11月30日 09:30〜15:00

50名 

事業にこだわる、運動にこだわる〜さまざまな事例からあるべき姿を探る〜


■内容  この分科会では、社会福祉、消費者運動、フェアトレードといった三つの異なった分野の現場からの声を聴く。例えば、社会福祉の分野においては福祉ニーズの制度化を図るための運動を行い、制度化後はサービス提供のための事業中心になっていったり、生協の活動においては事業自体が運動そのものと見なされたりする。また、公正な貿易と訳されるフェアトレードの分野では、生産者の生活向上という運動と商品の販売という事業が一体化している。このように組織や分野によって、事業と運動とのこだわりには違いがある。市民セクターとして、どこにどうこだわっていくべきなのかを議論する場としたい。

■論点  多様な組織と分野での事業と運動の捉え方/こだわりのある運動から制度化へ/運動と事業の支え合い/運動への参画のあり方/受益者の尊重と事業

■話題提供者

阿南 久さん 全国消費者団体連絡会 事務局長)

出産後、生活協同組合の組合員活動に参加。1991年からコープとうきょう理事、2001年から日本生活協同組合連合会理事。食の安全、消費者の権利確立など消費者活動に取り組んできた。2007年10月より全国消費者団体連絡会事務局。2008年5月、同事務局長に就任。現在に至る。

川原 秀夫さん全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会 代表/特定非営利活動法人コレクティブ 理事長)

特別養護老人ホームで17年間認知症高齢者とお付き合いする中で、「認知症専用棟」を開放し、利用者の生活する環境とケアの質を問い続けたら、宅老所・グループホームにたどり着く。1999年4月より宅老所・グループホーム「きなっせ」を熊本市小糸山町に開設する。その他に3つの宅老所・グループホームの開設を行い、2つの特定非営利活動法人の理事も務める。2003年4月〜2007年6月 宅老所グループホーム全国ネットワークの代表世話人現在世話人。2007年6月全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会代表。

小松 豊明さん特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会 クラフトリンクチーフ)

出身地である北海道の国際交流団体で、国際交流事業および海外からの技術研修の受入等の業務に携わった後、青山学院大学大学院で修士課程(国際経済学)を修了。2001年1月にシャプラニール=市民による海外協力の会に入職。2002年12月から3年半、ネパール駐在員として現地プロジェクトのモニタリングおよび調整等を担当した。2006年4月に帰国後、クラフトリンク部門チーフとしてフェアトレード活動に携わる。

■コーディネーター  阿部 圭宏さん特定非営利活動法人市民がささえる市民活動ネットワーク滋賀 代表)

滋賀県生まれ。市民活動・NPOコーディネーター。1980年滋賀県庁へ就職。1997年4月、淡海ネットワークセンターへ出向。2003年3月滋賀県庁を退職。滋賀県内の市民活動支援のため、NPO法人市民がささえる市民活動ネットワーク滋賀(通称NPO市民熱人(ねっと))を立ち上げ、代表を務めるほか、さまざまなNPOの運営に関わる。昨年10月から滋賀大学地域連携センター特任准教授、今年4月から滋賀県協働コーディネーターも務めている。


         参加者もとことん議論する 25名 

自主自立にこだわる〜事業と運動のバランスとは〜


■内容  市民セクターにおける事業と運動のバランスをどう取っていくか、また、組織的にも財政的にも自立していくことの必要性は国内外を問わず広く議論されている。
この分科会では、さまざまな事業を展開することで、住民の生活向上を中心とする運動を自主自立で成り立たせてきている南アジアのNGOの事例を紹介し、論点を一般化する中で、参加者からの事例も引き出しつつ、事業と運動とをどうバランスさせていくのかを議論する。

■論点  事業性と運動性のバランスをどう図るか/海外の事例から学ぶ/組織の継続性(自立)を担保するための事業/サービス提供と運動性

■話題提供者 大橋 正明さん 特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC) 理事長)

1953年東京生まれ。1978年早稲田大学政経学部卒業。1990年コーネル大学大学院「国際農業・農村開発」研究科修了。シャプラニール=市民による海外協力の会のバングラデシュ駐在員及び事務局長、国際赤十字・赤新月社連盟兼日本赤十字社のバングラデシュ駐在員を務める。1993年より、恵泉女学園大学教員(国際開発学、NGO論)。2007年より(特活)国際協力NGOセンター理事長。そのほか、NGO数団体の役員を務める。
■コーディネーター  石井 布紀子さん(有限会社コラボねっと 取締役/さくらネット 代表理事(特定非営利活動法人申請中))

1966年兵庫県生まれ。阪神・淡路大震災の際に被災をし、その後、災害ボランティア活動や災害に強い福祉の地域づくりに取り組む。また、住民自治力を高め、市民社会づくりを応援しようとさまざまな研修やアドバイザー、各種委員を務めている。現在、中央共同募金会が設置している"災害ボランティア活動支援プロジェクト会議"の事務局を担う。2000年に(有)コラボねっとを設立(現・取締役)、社会をよくする事業の創出をめざしてきたが、非営利事業としての展開を強化するために、NPOさくらネットを設立、現在、特定非営利活動法人の認証待ちであり、代表理事就任の見通しである。他、3つのNPO法人の理事を務めている。


40名 

ひとが動き、資金が動く。社会が変わるつながりとは
〜市民の共感から地域を変える〜


■内容 市民セクターの多様な組織が分野を超えてつながり、社会や地域に大きな影響を与えようとするとき、いかに市民の共感を得るかということが大事になってくる。専門化が進むことで市民からの距離が離れてしまい、結果的に、資金をひきつけたり、長期的に制度を支えたりする力が薄れる危険性もある。
この分科会では、広く共感を得ることで市民を巻き込み、地域とつながっていくために、どのような要素が必要なのかを、参加者と一緒に考えていきたい。

■論点 市民の理解・共感/つながりを力に変えていくための課題

■話題提供者

上田 壮一さん Think the Earthプロジェクト プロデューサー)

2000年にソーシャル・クリエイティブの拠点として株式会社スペー スポートを設立。2001年に非営利団体「Think the Earth プロジェクト」を設立し、以来コミュニケーションを通じて 環境や 社会について考え、行動する「きっかけづくり」を続けている。Think the Earthプロジェクトで手がけた仕事として、地球時計wn-1 や携帯アプリ「live earth」、写真集『百年の愚行』、書籍 『1秒の世界』、『みずものがたり』など。ほかに「オルカライブ」「先見日記」など 、ウェブプロジェクトの企画制作も多数。

松田 壽美子さん特定非営利活動法人J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動) 副理事長・事務局長)

1955年大阪府生まれ。1978年京都工芸繊維大学繊維学部卒業、1978年アパレルメーカーに入社。マーケティング部部長を経て、2000年 11月Jselection Inc.設立。2004年から成安造形大学にて「ファッションマーケティング論」の講師を務めている。
社会貢献活動として、2002年全国初の乳がん撲滅の市民団体「NPO法人 J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)」を立上げ、副理事長・事務局長を務める。

■コーディネーター  星野 智子さん 有限責任中間法人環境パートナーシップ会議 理事・事務局長)

獨協大学卒業後、環境団体に就職し、環境情報やイベント企画、国際会議運営などに従事する一方、A SEED JAPANごみゼロナビゲーション、エコリーグ(全国青年環境連盟)の立 ち上げなどボランティア活動に関わる。現在「地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)」の運営団体である「環境パートナーシップ会議」の理事・事務局長を務める。他に「2008年G8サミットNGOフォーラム環境ユニット」事務局、「(特活)アフリカ日本協議会」理事、「 (特活) 日本NPOセンター」評議員、食農体験企画「土の学校」主宰を務めている。


35名 

超えるからこそ変えられる社会〜組織間連携による課題解決を探る〜


■内容 社会、地域を変えるためには、様々な思いでそれぞれの課題に対し取り組む市民セクターの多様な組織が、組織を超え、分野を超えてつながる必要がある。
この分科会では、分野を超えた連携や、多様な組織形態を超えて連携している事例をもとに、資金・ひと・社会・地域が動く連携には、どのような要素が必要なのかを、参加者と一緒に考えていきたい。

■分野を超えた連携/セクター内の多様な組織形態の連携/短期的決戦的な連携/長期的・日常的な連携/つながりを力に変えていくための過程とその課題

■話題提供者

砂川 秀樹さん東京プライド 再建検討委員会)

文化人類学者〔博士(学術)〕/ゲイ・アクティビスト。1990年よりHIV/AIDSの民間活動に参加し、94年よりNPO法人「ぷれいす東京」で活動。2000年に「東京レズビアン&ゲイパレード」実行委員長、05年〜06年に同パレードの母体団体「東京プライド」代表理事を務める。現在、財団法人エイズ予防財団研究員、実践女子大学非常勤講師として勤務する一方で、「東京プライド」の組織再編に取り組んでいる。

宮下 恵さん 2008年G8NGOフォーラム 事務局)

大学院在学中より特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)に勤務し、NGOの人材育成プログラムを担当後、調査・提言グループに異動。2007年10月より、2008年G8サミットNGOフォーラムの設立準備のときから携わり、本フォーラムの事務局の中心的な業務を担当し、現在に至る。なお本フォーラムは2008年12月末に解散予定だが、JANICでは今後も分野横断的なNGOの連携を促進していく予定。

■コーディネーター  太田 好泰さんエイブル・アート・ジャパン 事務局長)

1994年の日本障害者芸術文化協会(2000年に改称)の設立と同時に専従スタッフとして活動に参加。障害のある人たちの表現活動と社会をつなぐ中間組織として、アートを通したソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)を理念に掲げ、さまざまな企画を行っている。 2000年より現職。


50名 

社会化・制度化するチカラ〜そのためのプロセスを学び、語り合う〜


■内容 多様な課題解決に向け、制度化、社会化を目標として活動している市民セクターにとって、その実現には多くの乗り越えなければならない課題に直面しているケースも多い。
この分科会では、制度化、社会化に向けて、当事者ばかりではなく、多様な市民の共感や賛同を得ながら、市民セクターが課題解決のために制度化、社会化を実現してきたプロセスと課題の共有を通じて、実現に向けた次の一歩を探る。

■論点 課題への向き合い/市民、NPOとの連携/制度化・社会化への取り組み(プロセス) /アドボカシー

■話題提供者 秋元 孝夫さん特定非営利活動法人多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議 理事長)

1949年愛媛県生まれ香川県育ち。1975年東京電機大学工学部建築学科卒業・同研究生。
1977年秋元建築研究所を設立現在に至る。著書に「ニュータウン再生」「ニュータウンの未来」(たま・まちせん)、共著に「実践コミュニティビジネス」(中央大学出版部)。
1999年NPOFUSION長池理事としてマンション管理とコーポラティブ住宅事業推進完成。2004年「多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議」理事長就任。

河崎 民子さん特定非営利活動法人全国移動ネット 副理事長)

1946年東京生まれ。横浜市に転居後、リサイクル運動等に参加。1984年〜生活クラブ生協理事、1987年〜横浜市会議員2期、1995年〜神奈川県会議員1期、1996年、既存の金融機関のあり方に疑問を持ち、地域を基盤とする透明性の高い、女性・市民を中心とした非営利・協同の金融の立ち上げを呼びかけ、1998年女性・市民信用組合設立準備会を設立。現在、代表。

向田 映子さん女性・市民信用組合設立準備会 代表)

山口市出身。九州大学卒。大和市在住(1976年〜)。共同購入や子育て等を通して地域活動に参加、市民セクターの拡大に関心をもつ。この10年は「新しい公共」という社会のあり方や「移動制約」の問題をテーマに活動。大和市協働推進会議委員、自治基本条例をつくる会委員、市民自治区検討会議委員等(〜2006年)。現在、大和市議(2007年〜)、NPO法人かながわ福祉移動サービスネットワーク理事、NPO法人全国移動サービスネットワーク副理事長等。
■コーディネーター  実吉 威さん 特定非営利活動法人市民活動センター神戸 理事・事務局長)

1966年大阪生まれ。金融機関勤務、フリーターを経て、1995年1月の阪神・ 淡路大震災をきっかけに市民活動の世界へ。人と人が出会い、つながり、また 人をつなげるNPO、NGOの活動に限りない魅力を感じ、その基盤整備に取り組む。主な事業は、コンサルティングと情報発信、調査研究と政策提言など。他に特定非営利活動法人日本NPOセンター理事、ひょうご市民活動協議会事務局長など。趣味は山登りと旅行と読書。




11月30日 15:30〜16:30

2日間にわたり、市民セクターのもつ3つの「チカラ」について議論を行なってきた。クロージング前半「こだわるチカラ」「つながるチカラ」「創りだすチカラ」のセミナー、分科会の企画担当者から、話題提供や、レクチャー、議論を振り返り共有の機会としたい。
後半は、今後の市民セクター内の連携の必要性やその意味、関係のあり方などについて、近未来の市民社会像を描き出し、提案の機会としたい。

■コーディネーター 

田尻 佳史  (特定非営利活動法人日本NPOセンター 理事・事務局長)

高校生時代より、ボランティア活動を始める。大学卒業後、ケニアに渡り、現地のNGOが運営する養護施設の運営メンバーとして4年間関わる。帰国後、大阪ボランティア協会の職員として、主に企業や労働組合の社会貢献活動推進の企画を担当。1995年の阪神・淡路大震災では、「阪神・淡路大震災 被災地の人々を応援する市民の会」現地の責任者として活動。1996年11月より日本NPOセンターに出向し、NPOと他のセクターとのパートナーシップづくりや、各種プログラムの企画立案を手掛ける。2003年4月 大阪ボランティア協会から転籍、2001年7月より事務局長、現在は理事を兼務



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