第3回 全国大会の開催-非営利セクターの知と経験の連携を目指して


NPOフォーラムの開催
・地域を超え、分野を超え、セクターを超える_をキャッチフレーズとする「NPOフォーラム’97inかながわ」は、「市民社会の創造とNPOの役割」 をテーマに、97年6月7日から2日間にわたって横浜市で開催した。会場には全国からNPO関係者が集まり、一堂に会して議論し、ネットワーキングの機会 とした。センターとしては、基礎講座に次ぐ設立後2つ目の事業であった。
第1回通常総会と併せての開催でもあり、奇しくも前日の6月6日にはNPO法案が衆議院を通過して興奮冷めやらぬといった雰囲気の中、オープニング会場と なった「はまぎんホール」は立ち見がでる大盛況であった。当初500名規模の事業として企画してきたが、それを大きく上回る参加者を得て、以降1000名 規模の事業として定着してきた。

オープニングでは、当センターがモデルとしている米国の団体「インディペンデントセクター(IS)」の副理事長であるバージニア・ホジキンソンさんを招 聘し、基調講演をしていただいた。その後、セミナー・分科会・全体会と展開し、NPOの役割や将来像について活発な議論がなされると同時に、参加者間の ネットワークが広がった。

当時の事務局体制は事務局長以下2名のスタッフという状況で、全事業を1から立ち上げるには、多くの人の力を借りなければならなかった。まちづくり情報 センター・かながわ(通称:アリスセンター)に現地事務局をお願いし、かながわ県民活動サポートセンターやフォーラムよこはまの全面的な協力のもと、開催 地で実行委員会を組織した。企画から実施まで、地元の力強い応援をいただいた。結果的に、この方法はそれ以降のフォーラム開催の基本的な運営スタイルとな り、現在まで継承されている。

神奈川で始まったフォーラムは毎年全国各地を移動して開催し、地域的な配慮から、地域ブロック単位で実行委員会を組織して行うようになった。(左表)
また、これだけの規模のものを実施するとなると、相当額の資金も必要となる。助成金や寄付金集めには、いつも苦労している。それでも「参加費が高すぎる」 という意見をいつも頂くが、自己の学びに投資することこそが・民間性_を強化すると言う思いから、一定の自主財源確保のために参加者負担の方式を貫いてき た。そんな・民_への拘りも、メッセージとしてこのフォーラムには込めてきたつもりである。

市民セクター全国会議の開催
5年にわたって実施してきたフォーラムが定着し始めたころ、次のステップとして新たに「市民セクター全国会議」を計画し、その第1回を2002年9月に東京で開催した。
この開催にあたり、2つの会の性格の違いを、・開催地の違い、・議論のフォーカスの違い、・協力団体の違いとして整理した。

フォーラムは全国の都市で開催し、「地域的な課題」に焦点をあて、地域のNPO支援センターの協力を得て企画・実施する。一方、全国会議は首都圏で開催 し、「全国的に共通する最先端の課題」に焦点をあて、さまざまな分野の全国組織の協力を得て企画・実施する。この方針のもとに、02年以降、フォーラムと 全国会議を隔年で開催してきた。

各地でも同じような取り組みが盛んになりつつある中、いかに時代の流れを読み取って時宜にかなったメッセージを発信するか、その企画内容が常に問われるわけで、事務局と実行委員にとってはいつも大作業である。

NPOフォーラム


第1回 NPOフォーラム97inかながわ
1997年6月7日~8日
テーマ:市民社会の創造とNPOの役割
第2回 NPOフォーラム98 関西会議
1998年7月5日~6日
テーマ:どうする21世紀~市民がひらく自立
(自らの力で)
協働(みんなの力で)の社会~
第3回 NPOフォーラム99 東北会議
1999年9月18日~19日
テーマ:“21世紀への予感~市民サイズの新たな力”
第4回 NPOフォーラム2000 中国・四国会議
2000年8月1日~2日
テーマ:たしかな歩みへ-市民がつくる新たな社会~
第5回 NPO全国フォーラム2001東海会議
2001年8月4日~5日
テーマ:新しい協働の世紀へ~つくる・つなぐ・つむぐ~
第6回 NPO全国フォーラム2003北海道会議
2003年9月13日~14日
テーマ:個を活かす社会へ~真の民主主義をめざして~

第1回「NPOフォーラム」開会のあいさつをする星野昌子
NPOフォーラム


第1回 市民セクター全国会議2002
2002年9月7日~8日
テーマ:NPOの社会的ポジションの確立
第2回 市民セクター全国会議2004
2004年9月11日~12日
テーマ:問われる市民セクターの価値~変革に向けた自覚と行動~
第1回「市民セクター全国会議」のオープニング
広く提言を募り選考し、当日5人の方に発表いただいた