【開催報告】6/26-27 NPO支援センターのための初任者研修会を開催しました


6月26日、27日、東京にある国立オリンピック記念青少年総合センターにて「NPO支援センターのための初任者研修会2018」を開催しました。

NPO支援センター「初任者研修会」2018開催のお知らせ(6月26日-27日)

「初任者研修会」は、NPO支援センターに勤務して概ね2年以内のスタッフを対象に、1泊2日の合宿型で行われる研修です。NPO支援センターの基本的な知識を学ぶ講座、全国から集まる参加者同士のネットワーキング、NPO支援組織が果たす役割をともに考えるグループワークで構成しています。
今年の参加者は全国各地から総勢47名(40団体)が集まりました。

1日目の午後1時30分からいよいよ研修開始です。

参加者のみなさん学びたい!知り合いたい!という意欲や積極的な姿勢がとても高く、自己紹介はとてもにぎやかに行われました。
続くセッション1「NPO支援センターの役割は?」では、各グループで思いつく役割を付箋に書き出したあとにざっくり分類していきます。「相談」「人材育成」「情報提供」が多くのグループで見られたほか、「つなぐ・ネットワークづくり・橋渡し」など、表現は違えど全てのグループで団体や行政、個人をつなぐことが役割として挙がりました。

1日目午後の研修は主に講義を行います。講義1では、日本NPOセンター事務局長の吉田が「NPOってそもそも何?NPO法って?なんであるの?」と題してグループワークを交えながらNPOの基礎的な知識を、講義2では同じく当センターの椎野修平が、「NPO支援センターの成り立ちと現状」と題して、日本で初めて行政が設置したかながわ県民活動サポートセンターの立ち上げ期に携わった経験など当時の経緯などからお話ししました。

参加者の方からは、「現場で働くものとしての基礎的知識を得る事が出来た」「『支援する側』の立ち位置や役割を知ることができた」という感想をいただきました。

夕食後は、セッション2「Youの悩みはなに?」です。
講師は、NPO運営サポート・あの屋 代表で、旭川NPOサポートセンタースタッフの佐藤綾乃さん。
参加者が安心して本当に悩んでいることを話せるよう、ここで話されることはここだけの話、という約束のもと、ふせんの色ごとに、「楽しい・大事」「気がかり、センター内で話し合いたいこと」「不安・課題」など、日ごろから感じていることを書き出していきます。参加者が書いたふせんを共有しながら縦軸・横軸で並べていくと、模造紙にびっしりと参加者のみなさんの思いが並びました。

参加者の方からは、「悩みの本質を探る時間になりました。」「他の参加者の悩みや不安に共感することが多く。自分だけでないと感じました。」「それぞれを課題と捉え、解決法を話し合えたことが良かったです。」などの感想をいただきました。

このあと交流会は夜9時開始、任意参加にも関わらず、参加者の9割近い方が参加してくださり、お互いを知り合い、NPO支援センターについて議論する場となりました。

2日目午前の研修は、セッション3「NPO相談対応ワーク」です。

ロールプレイングの形で、団体の運営について相談に来られた方と、どう対話を進め対応するか、各グループで話し合いの後、実習を行いました。

最後に、佐藤綾乃さんがどう対応するか見たい!という参加者の期待にお応えして、佐藤綾乃さんによるロールプレイとコメントをいただきました。

支援センターの相談に対応する心構え、姿勢はどうすれば?という問いに、佐藤さんからは、今回の研修の「グラウンドルール」(参加者が安心して参加し、議論を建設的なものにするために設定されたルール)である「聴く」「受けとめる」「待つ」「楽しむ」がまさに相談の姿勢としてぴったりだと思う、とのコメントがありました。

昼食後は、セッション4「私の中間支援ライフ」です。再び講師の佐藤綾乃さんが登壇し、学生時代から参加しはじめた市民活動の関わりや大切にしている思いなど、限られた時間でしたが深い深いところまでお聞かせいただきました。

そして最後の講義は、今回の研修内容を総括するような、日本NPOセンター顧問の山岡義典の「NPOと市民社会・社会的価値の創造」についての講義でした。

参加者アンケートで「最も参加してよかった」と選んでいただいたのは、この日午前の「相談対応ワーク」とこの山岡の講義でした。

参加されたみなさまからは、「これまでの自分のなかでの「思い込み」を崩されました。」「山岡先生のお話し聞いて、目先の評価に振り回されず、役に立たないかもしれないことにも全力で頑張ろうと、勇気がでました!」「山岡さんのお話に強く心を揺さぶられ、志を強く持ち続けようと思いました。」「市民活動をする側の立場から見れば右往左往しているのに、中間支援の立場としてはかしこまったことしかしていない、と気づく良い機会となった。」などの感想をいただきました。

最後に振り返りを行って2日間の研修は終了。参加者のみなさまおつかれさまでした。後日のアンケートでは、無記名にも関わらず8割を超える方がご協力くださり、もっとこうしたほうがいい!という研修を良くするご意見もたくさんいただきました。ここに感謝いたします。

講義だけでなく、グループでの話し合いを多く取り入れ、参加者自らが考える初任者研修会でした。参加者がそれぞれ現場のNPO支援センターで日々活動に取組んでもらえることを祈っております。中堅研修でお会いできる日まで、つながりながらそれぞれの場所で日々にできることを続けていきましょう。
同研修会は来年も開催を予定しています。