メールマガジンバックナンバー Vol.003


こんにちは、日本NPOセンターのメールマガジンをお届けします
vol.003 2018/4/23 Monday

『今月の目次』
1.コラム風雲 「インクルージョンライダー」
2.NPOニュースを読む「広域避難者アンケート調査」
3.市民活動お役立ちtips「SDGs目標の伝え方」
4.買って応援!こんなお土産いかがですか?「うみねこ」
5.スタッフおすすめのマンガ「主人公は新人ケースワーカー」
6.機関誌「NPOのひろば」から「ICT活用×市民参加」
7.日本NPOセンター事業トピック

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1.コラム風雲
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「私が今晩伝えておきたい2つの単語があります。
“Inclusion rider”(インクルージョン・ライダー)」。
これは、3月のアカデミー賞授賞式で、主演女優賞に輝いた
フランシス・マクドーマンドさんのスピーチの締めの言葉です。

「インクルージョン・ライダーってなに?」ネイティブスピーカー
でも意味が理解できず、授賞式後ネット上で話題となりました。

「インクルージョン」は包含・包括。誰もが参加しやすい
環境づくりを目指す取り組みを指す言葉として使われて
います。もうひとつの「ライダー」は「乗り手」の意味ではなく、
フランシス・マクドーマンドさんは「附加条項」という意味で
使いました。

彼女の主張は、俳優が出演契約をするときの「附加条項」に
「インクルージョン」の観点が必要だということ。撮影する作品の
地域や背景に着眼し、多様な人種や性別、障害などに配慮した
配役や制作スタッフを求める条項を加えることです。

すでに米国では「インクルージョン・ライダー」に賛同を表明する
俳優やプロデューサーも出ているようです。
インクルーシブな社会への理解が、こういった主張・動きからも
後押しされることを期待します。(上田)

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2.NPOニュースを読む
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■「これからの広域避難者と支援に関するアンケート調査報告書」
 が公開されました。

日本NPOセンターが連携団体の一つとして実施する
東日本大震災の影響により被災3県外に避難されている方々を支援する
「タケダ・赤い羽根 広域避難者支援プログラム」 において、
全国の自治体や社会福祉協議会、各地の避難者を対象にアンケート
を行い広域避難者への支援の認識や取り組み状況を調査しました。

「これからの広域避難者と支援に関するアンケート調査概要」

みなさんは「広域避難」という言葉を最近目にされていますでしょうか?
東日本大震災の影響による「広域避難者」と呼ばれる方々は、
福島県に限らず様々な場所から暮らしを移し、「避難先」は
全国47都道府県すべてとなっています。

その事情や姿は様々で、定義の複雑さなどから人数も正確に
把握されていません。災害による影響が被災地だけではなく
いまも存在しているということとともに、今後大規模災害の
発生が心配される中、「広域避難をする」ということ自体に
対する関心が繋がっていくよう願っています。(山本)

もう少し知りたいと思われた方へ:
日本NPOセンター 全国各地で広域避難者に寄り添うNPO活動を応援しています

東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)「避難者との関わり~支援のカタチ~」

■想像力の「×0(かけるゼロ)」

教育格差を「当然」「やむをえない」と考える保護者が6割超ーー
「学校教育に対する保護者の意識調査」の結果が公表されました
(朝日新聞社・ベネッセ教育総合研究所)。

教育から平等の理念が抜き去られたとき、そこで子ども達に
何が教えられるのでしょうか。豊かな知識、創造性、
コミュニケーション能力。そうしたものが溢れる「理想」の
教育現場がつくられたとしても、それを享受できる権利が
保護者の所得の多寡に左右されるのを容認してしまえば、
いくら美しい建前が講じられたところで、その教育を出発点にして
社会に「平等」をめぐる真の想像力が根付いていく
可能性は「×0(かけるゼロ)」にしかなりません。

新自由主義的価値観の広がりや「ポリティカル・コレクトネス」
に対する揺り戻し、格差の固定化からくるあきらめ。
けれども、前の世代が切り開いてきた教育の平等という理念を
このままゆっくりあきらめてしまうには、あまりに大きな財産です。
市民活動を含め、社会をかたちづくる人々が平等に向かって
強く突き動かされてきたのは、単に「平等=正しさ」という
公式のみに惹かれたからではないはずです。(清水)

朝日新聞 :教育格差「当然」「やむをえない」6割超 保護者に調査

ベネッセ教育総合研究所:学校教育に対する保護者の意識調査 2018

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3.市民活動お役立ちtips
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●SDGs17の目標テーマ、表現を工夫してみませんか

SDGs目標では、それぞれのテーマにコピーがあります。
これをそのまま使うのではなく、伝える相手に合わせて表現を
工夫してみてはいかがでしょうか?

例えば、目標12「つくる責任、つかう責任」
 ⇒「責任を持って消費すること」
目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」
 ⇒「目標のために協力すること」

これは電通が「SDGsに関する生活者調査」を行った際に
使用した表現です。
同調査では、「どの年齢層の方にとっても分かりやすい表現に
変更した上で、調査を実施しています」と書かれています。
電通、「SDGsに関する生活者調査」を実施

企業の人と話すとき、NPOの人と話すとき、学生と話すとき。
みなさんでも使っているSDGsの他の表現があれば、
ぜひ教えてください。(辻)

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4.買って応援!こんなお土産いかがですか?
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「女川とうがらし」「いちじく葉茶」
一般社団法人コミュニティスペースうみねこ

漁業のまち、女川で高齢者や女性、若者の生きがいと生業づくりに
取り組んでいるコミュニティスペースうみねこさんの商品をご紹介します。

(いちじく葉茶のお話)
東日本大震災の津波により甚大な被害を受けた場所の一つが女川です。
津波から残ったイチジクを使って地域の再生につながる何かを
作りたいと思い、商品開発に取り組みました。
セミドライいちじくは素朴な甘さ、いちじく葉茶は穏やかな香りと
味で癒されます。
朝、昼、夜といつ飲んでもリラックス、リフレッシュできます!

(とうがらしのお話)
仮設住宅に引きこもりがちな”おじい(男性の高齢者)”たちが
足腰に負担が少なく取り組める作物として「とうがらし」を
植えたところ、女川の土地と相性がよく、味と香りのバランスの
取れたとうがらしになりました!
焼き鳥(たれ)には赤とうがらし、
焼き鳥(塩)には青とうがらしがおススメです。

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いちじく葉茶(ティーバック)5個入り ¥500
いちじく葉茶(茶葉)10グラム¥500
いちじくセミドライ 30グラム¥500
女川とうがらし 7グラム入り ¥400 ※近日中にWEB販売開始
※価格は税抜き表示です/送料別
★商品のお問い合わせ★
メール(sideworkky@yahoo.co.jp)
WEBサイト(https://www.onagawa-umineko.com)
FAX(0225-25-7486)
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5.スタッフおすすめのマンガ
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日本のマンガは欧米でも人気が高く文化として定着していることは
ご存知でしょうが、最近は社会課題や市民活動を題材としたマンガ
も増えてきていて、ランキングにも登場するようになっています。
ここでは2つをご紹介します。

『健康で文化的な最低限度の生活』
柏木ハルコ 著 小学館 ビッグコミックスピリッツ連載中
福祉事務所で働く新人ケースワーカーを主人公に生活保護の現場を
中でさまざまな社会課題に立ち向かいます。シビアな状況にケース
ワーカーがどう立ち向かうか、わかりやすく記されています。
執筆にあたってはNPOにもかなりの取材をしているようです。
『このマンガがすごい!2015』オトコ編第10位に選ばれました。

『ECHOES』
歩 著 宝島社 単行本
いわゆる青春バスケマンガですが、トランスジェンダーの主人公が
部活の中で気になるチームメイトとの葛藤を描いています。
作者の歩さんも当事者であることから、自身の体験を織り交ぜて
深い感動を呼ぶ作品に仕上がっています。
第7回『このマンガがすごい!』の大賞を受賞しています。
(坂口)

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6.機関誌「NPOのひろば」から
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「NPOのひろば」81号では、
「ICT活用×市民参加で課題解決」
をテーマに特集を組みました。

特集では、ICTを活用することで幅広い市民参加を可能にする
事例や、ICTを活用した市民参加によって生み出された
プログラムを取りあげました。
災害時の情報収集やバリアフリーマップは、個々には小さい
市民一人ひとりの力が結集することで、社会に大きな
影響を与えることが可能になる事例です。

つづきはこちらから読めます。※記事PDFのリンク。

★機関紙「NPOのひろば」は、いま気になるテーマや課題
提起など、もっと深くNPOのことを知りたい方におすすめです。
日本NPOセンターにご入会いただいた方に年4回お届けします。

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7.日本NPOセンター事業トピック
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日本NPOセンター事業の一部から最新トピックをご紹介します。

<震災関連事業>
●【助成金情報】大和証券フェニックスジャパン・プログラム2018
-被災地の生活再建に取り組むNPOの人材育成を応援します-
東北3県のNPOを対象とした助成金プログラムです。
ご関心を持っていただけそうな団体の方がいらっしゃいましたら
是非ご共有ください。
応募受付期間 2018年 6月4日(月)~ 6月11日(月)[必着]
応募要項

<創出展開事業>
●子どものための児童館とNPOの協働事業
~2018年の協働事業を公募しています(締切:5/7)~
地域のNPOと子どもの拠点である児童館の連携によって、
子どもが地域の課題に触れる機会を提供し、
地域ぐるみで学びあう環境をつくる事業です。
http://www.npo-dondoko.net/

<交流研修事業>
●NPO/NGOの組織基盤強化のためのワークショップin東京
パナソニックとの協働プロジェクトです。
サポートファンドの「貧困の解消」をテーマにした
新しいプログラムについても紹介します。
「5/11金14時~」、ぜひご参加くださいませ。
https://www.jnpoc.ne.jp/?p=14941

<交流研修事業>
● NPO支援センタースタッフのための初任者研修[6/26-27]
支援センター入職およそ2年以内のスタッフを対象に、
NPOの基礎知識について学ぶとともに、より良い支援を行うために
ワークや議論を通じて仲間たちと共に考える研修です。
全国の支援センターからのご参加をお待ちしています。
https://www.jnpoc.ne.jp/?p=15134

<情報事業>
NPOが認定NPO法人になるための「認定基準充足度チェック
(認定診断)+個別フォロー相談プログラム」を始めました!
「(認定)シーズ・市民活動を支える制度をつくる会」と協働し
「認定NPO法人」を目指すNPOを実際に訪問し、認定診断の
お手伝いをします。詳細はこちらから
https://www.jnpoc.ne.jp/?p=14924

<その他事業>
●第3回災害時の連携を考える全国フォーラム
6/12(火)~13(水)に、全国災害ボランティア支援団体
ネットワーク(JVOAD)主催のフォーラムを東京で開催します。
今年のテーマは「つながりから協働へ」
日本NPOセンターも運営団体として企画に関わっています。
ぜひご参加ください!
http://jvoad.jp/forum/

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日本NPOセンターへの入会・寄付
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〇ご入会のお願い

日本NPOセンターでは、日本の市民社会作りを民間の立場から
推進するセンターとして自立性、独立性を守るために、会員制度を
重視しています。これは資金面でも運営面でも、多様な方々から
支えられていることの証明でもあると考えています。

ぜひ当センターの事業推進に会員としてご協力ください。
https://www.jnpoc.ne.jp/?page_id=603

〇活動全般へのご寄付

日本NPOセンターの事業を幅広くご支援ください。

「社会をつくる原動力」というスローガンのもと市民社会づくりを
進めるためにも、皆さまからのご寄付をお待ちしています。
いただきましたご寄付は活動や組織全般に使わせていただきます。

日本NPOセンターへのご寄付は、税制優遇の対象となります。
https://www.jnpoc.ne.jp/?page_id=10190

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★ご感想やご意見、なんでもお気軽に
news@jnpoc.ne.jp まで
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