メールマガジンバックナンバー Vol.005


こんにちは、日本NPOセンターのメールマガジンをお届けします
vol.005 2018/6/25 Monday

『今月の目次』
1.コラム風雲「通常総会開催しました」
2.NPOニュースを読む「見えない災害」
3.市民活動お役立ちtips「WEBサイトセキュリティ強化の流れ」
4.買って応援!こんなお土産いかがですか?「大槌バジル+のだ塩」
5.スタッフおすすめの本「迷子のコピーライター」
6.日本NPOセンター事業トピック

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1.コラム風雲
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■通常総会開催しました

6月15日に日本NPOセンター通常総会を開催しました。

今年は特に、新しい中期ビジョンを採択いただきました。本格的には
来年度の事業計画で、採択いただいた新中期ビジョンに基づいた事業
の整理と開発をしていくことになります。しかし会員のみなさんにも
意見を聞く場を何度か設けながら議論をしてきたものですので、
今年度の事業計画で新中期ビジョンを先取りした事業をいくつか
含めています。

その中のひとつが「課題ラボ」です。「課題ラボ」は、電通Bチーム
のみなさんと意見交換をする中で生まれた事業で、半年以上、議論
を重ねてお披露目となりました。きっかけは電通Bチームのみなさん
が「企業が社会課題を探している」というお話をされたこと。

私もここ最近、企業が「事業を通じた社会課題の解決」をこれまで
以上に強調する傾向を感じていましたが、これはCSR担当の周りだけ
の話ではないようです。あらゆるビジネスがソーシャルビジネス化
してきているといってもいいかもしれません。

「課題ラボ」は、日々、現場の課題と向かっているNPOが感じる
社会課題を、企業で事業開発を担当している人につなぎ、いっしょに
解決策を考える場です。もちろん、すべての社会課題がビジネス手法
で解決できるものではありませんし、ビジネスとして成り立つもの
ばかりでもないでしょう。そのことを踏まえて、「課題ラボ」では
NPOが向き合う社会課題を多様な立場の人たちと共有し、共に考える
ことを大切としたいと思います。個人的には寄付のような支援性財源
が持つ、固有の価値を見直す機会にもなればと期待しています。

新しい中期ビジョンでは「価値の創出」をキーワードとして据えて
います。目の前の課題の解決策を考えるプロセスを通じて、中期的な
視点でNPOが新しい価値観を世の中に提示していく場に育てていきた
いと思います。今年度事業計画では、他にも新しい取り組みをいくつか
提案していますので、ぜひご注目ください。(吉田)

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2.NPOニュースを読む
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■見えない災害

最近、千葉・群馬・大阪など地震が多発しており、建物自体の
被害は映像的にも非常にわかりやすいですが、室内での家具の
転倒などはニュース映像ではわかりづらいものです。
高齢化や独居が増えている中、外見は無事でも家の中の被害で
困っている人は少なくないと思います。人的被害や建物被害が
少ないと「大丈夫なんだ」と思われがちですが、実は家の中で
室内被害の片付けもできずに困っている人がいるかもしれません。

そういうときにこそ「地域コミュニティ(向こう三軒両隣)」の
声の掛け合いや共助が必要になります。大災害が今後発生すると
想定されている中、見えない被害や届けられないヘルプの声に
対してどう地域が応えるのか、正念場かもしれません。
(渡辺)

大阪北部地震に関する情報はこちら(大阪ボランティア協会)
http://www.osakavol.org/01/saigaibousai/osaka18.html

■世界難民の日・クロ現の偏向報道に声明

先週6月20日は世界難民の日でした。UNHCRは2017年末時点で
過去最多の6850万人が家を追われたと発表しています。
1日に4万4500人、2秒に1人が移動を強いられているのです。

一方で、国内の難民認定は相変わらず少ないままです。
その上「偽装難民」が大半だから問題ないという主張も
広がっているようです。6月6日のNHKクローズアップ現代では、
そうした難民を一方的に取り上げ、本当に庇護を求めて
逃れてきた難民については触れないという内容でした。

これに対して難民支援協会(JAR)がクロ現の偏った報道によって
間違ったイメージを植えかねないと声明を出しました。
https://www.refugee.or.jp/jar/publicity/2018/06/06-0000.shtml
JARの発信後、新たな記事も出てきています。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20180619-00086664/
大手メディアの報道は影響力が大きいです。こうした偏った内容に
対して、NPO/NGOが声明を出し、議論を生んでいくことが
大切だと改めて感じさせられました。

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3.市民活動お役立ちtips
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●WEBサイトセキュリティ強化の流れ

「このサイトへの接続は保護されていません」と、
自団体ウェブサイトのURL表示部分に出てくるようになり、
何かトラブルでも発生したのかとびっくりされた方もいる
のではないでしょうか。

内閣府NPOホームページなど大きなサイトではURLの最初が
https // となっていることが分かると思います。
保護されていないという表示は、HTTPS化(SSL/TLS暗号化)する
セキュリティ手法に対応していない場合表示されてしまいます。

現在、全てのページをSSL/TLS暗号化することでインター
ネット上におけるセキュリティを高める方向に変わっています。
各団体にとって最も影響があると思われるのが、
検索表示への結果です。対応している方がサイトとしての
信頼性が高まり、検索結果に影響するかもしれません。

HTTPS化の手続きは、それぞれの契約するサーバー会社ごとに
異なります。まずは自団体の契約システムの確認をすることを
おススメします。
https://security.googleblog.com/2017/04/next-steps-toward-more-connection.html
(上田)

●海外にも皆さんの活動の支援者がいるはず

ミッション、活動の内容を伝え、共感、支援、参加を広げていくのが
NPO・市民活動の真髄。メッセージを伝える相手は、1億2600万人の
日本の市民のみなさんでしょうか?世界には76億の人が生活しています。
みなさんと同じ問題意識を持ち、活動し、支援する人たちが世界にもいるはずです。

日本NPOセンターは、去る5月30日に、地球規模でクラウドファン
ディングを推進するアメリカのNPO、「グローバル・ギビング
(GlobalGiving)の活動やしくみを説明するワークショップをホストしました。
参加者は11名。日本国内で活動している団体からお集まりいただきました。

グローバル・ギビングは、世界中の共感・支援・参加といった資源を
現場で活動するNPOとインターネットを通じて直接つなぐプラット
フォームを提供しています。これまで世界中の19,000事業に対して、
75万人の支援者からの3.3億ドル(360億円)の資源をマッチングしています。
東日本大震災では、グローバル・ギビングを通じて約1000万ドルの
被災者支援が届けられたといいます。
ちなみにグローバル・ギビングの創設者は日本人の倉石真理さんです。

日常の社会課題に対するNPOの取り組み、社会的弱者に対する支援
活動が国境を越えて共感され、支援が広がり、つながる。そんなこと
がたくさん起こるといいなと思います。
世界とのつながりは、貧困国や紛争国への一方向の支援から
課題・テーマを中心とした双方向のつながりへと変化しています。
国内だけでなく、海外への情報発信にも挑戦してみてください。(長瀬)

グローバル・ギビング(GlobalGiving)
https://www.globalgiving.org/

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4.買って応援!こんなお土産いかがですか?
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大槌バジル+のだ塩
特定非営利活動法人遠野まごころネット

今月は「遠野まごころネット」さんが岩手県大槌町で
地元農家や障がいのある方とともに取り組んでいる
「さんりくバジル」を使った商品をご紹介します。
大槌町は、2011年の東日本大震災に加えて
2016年の台風10号でも大きな被害を受けました。
高齢者や障がいのある方が、「生きがい」「やりがい」を
感じながら生活できるような「なりわい」づくりに
取り組んでいます。

今回ご紹介するのはバジルソルトですが、
現地ではクレソンソルトも販売されています。
どちらも使い勝手が良く、とてもおいしいです!

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バジルソルト(35g)648円
※商品価格は税込み/送料別途
★商品のお問い合わせ★
https://www.social-winery.com/blank
遠野まごころネット本部事務局
〒028-0542岩手県遠野市早瀬町2-5-57
電話:0198-62-1001
FAX:0198-62-1002
tonomagokoro@gmail.com
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5.スタッフおすすめの本
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「迷子のコピーライター」(イーストプレス、2018年)
http://www.eastpress.co.jp/shosai.php?serial=2997

今回はコピーライターとして活躍されている日下慶太さんの本を紹介します。
日下さんは、大阪、女川などで商店街をユニークに紹介する
ポスターを、広告のコピーライター・デザイナーが制作する
プロジェクト「商店街ポスター展」を仕掛けてきた人です。
2016年に日本NPOセンターが電通グループと企画した
ソーシャルポスター展も、
この「商店街ポスター展」がモデルになっています。

この本では、企業とばりばり仕事してきた気鋭のコピーライターが
なぜ「商店街ポスター展」を手掛けることになったのか。
一プレイヤーの目線でユニークな語り口で書かれています。
印象的だったのは、最初の商店街ポスター展をはじめるときに
日下さんがつくったルールです(詳しくは読んでみてください)

「自由な環境をつくれば人は想像以上の力を発揮する」これは広告の
世界だけではなくあらゆる仕事や活動にも通ずることです。みなさん
にも人に理解してもらえるかわからないけど自分は面白いと感じる
ことがあると思います。そんなことにチャレンジしている人、
これからチャレンジしたい人を励ましてくれる1冊です。
(中川)

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6.日本NPOセンター事業トピック
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日本NPOセンター事業の一部から最新トピックをご紹介します。

<震災関連事業>
この数か月で企業の方々から「東北でボランティアしたい」という
ご相談をいくつかいただいています。
時間の経過と共に現地におもむく足は重くなりがちですから、
ありがたいお話です。同時に現場のニーズも変わってきていますので、
そのことはきちんとお伝えする必要があります。事前の調整に
苦労することもありますが共に活動する機会はよい出会いに
つながると考え、ひとつひとつ取り組んでいきます。

ご相談はこちらからお問い合わせください。
https://www.jnpoc.ne.jp/?page_id=14170

<創出展開事業>
「伝えるコツ」セミナー講師派遣プログラム
電通とNPO広報力向上委員会は、NPOのコミュニケーション力
向上を目的として、「伝えるコツ」テキストを発行し、
中間支援組織(以下NPO支援センター)との共催によるセミナーを
14年にわたって実施してきました。2018年度もNPO支援センターが
セミナーを開催される際に、講師の派遣と経費の補助を行います。
ご応募をお待ちしています。締め切り7月2日(月)
https://www.jnpoc.ne.jp/?p=15457

<交流研修事業>
「市民社会創造ラボ」がスタートします!
会員の皆様をはじめとして市民社会に関心のある方々と共にこれからの
市民社会の創造を考えるための集いとして、「市民社会創造ラボ」を
スタートさせることにしました。
第1回市民社会創造ラボは7月25日(水)18:30~20:00
ゲストは、山岡義典さん。テーマは
「市民社会創造への思いと、これからの20年に期待すること」
https://www.jnpoc.ne.jp/?p=15501

<情報事業>
企業ぺージを刷新しました。
相談の内容を「社会貢献活動に関する相談」など4つに分類。
日本NPOセンターでご一緒できる内容と実績をまとめています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
https://www.jnpoc.ne.jp/?page_id=14170

<国際関連事業>
非営利団体支援を行う全国組織の世界的なネットワーク体
「CIVICUSAGNA」の年次総会が5/31~6/1にジョージア
(旧名:グルジア)で開かれ、日本NPOセンターも参加してきました。

今回の総会に参加したのは約30か国。いわゆる北側の国の参加は
少なく、ラテンアメリカ、アフリカ、中央アジアからの参加国が
多かったのが特徴的で、市民社会を支えるために非営利組織支援
している人たちの世界的な繋がりを感じた二日間となりました。
総会での内容や感想は次号の会報誌『NPOひろば』をご覧ください!

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日本NPOセンターへの入会・寄付
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〇ご入会のお願い

日本NPOセンターでは、日本の市民社会作りを民間の立場から
推進するセンターとして自立性、独立性を守るために、会員制度を
重視しています。これは資金面でも運営面でも、多様な方々から
支えられていることの証明でもあると考えています。

ぜひ当センターの事業推進に会員としてご協力ください。

日本NPOセンター ご入会案内

〇活動全般へのご寄付

日本NPOセンターの事業を幅広くご支援ください。

「社会をつくる原動力」というスローガンのもと市民社会づくりを
進めるためにも、皆さまからのご寄付をお待ちしています。
いただきましたご寄付は活動や組織全般に使わせていただきます。

日本NPOセンターへのご寄付は、税制優遇の対象となります。

日本NPOセンター 活動全般へのご寄付

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★ご感想やご意見、なんでもお気軽に
news@jnpoc.ne.jpまで
メールをお送りください。
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★配信解除の手続きはこちらをご覧ください。
https://pro.form-mailer.jp/lp/bc0d7b5f138371
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発行:認定特定非営利活動法人日本NPOセンター
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FAX:03-3510-0856
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