日本NPOセンター15周年記念会員サロンを開催しました


2011年11月22日に日本NPOセンター設立15周年記念を祝して15周年記念会員サロンを開催しました。

1997年から、NPOの現場の皆様の発想に学ぼうと会員のみなさまを対象とした『炉辺談義』の会場として使用させていただいていた浪漫亭(5年前にお店の名前をかがり火に改称)にて、「これからの市民社会」をテーマに親交の深いお二人をお迎えし、代表理事山岡と事務局長の田尻との談義を進めました。

その後はリラックスした雰囲気の中、参加して頂きました会員の皆さまと一緒に議論を深められた会になったのではないかと思います。

今回は、その中の談義をご紹介させて頂ければと思います。

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談義1
文部科学省生涯学習政策局政策課 林大介(はやしだいすけ)さん
× 日本NPOセンター代表理事 山岡義典

林さん×山岡1996年に日本NPOセンターが生まれた場所、本郷。その当時の本郷でインターンとしてセンターに関わっていた林さんと当時の事務局長・山岡により始まった対談。「シナリオでは林さんが僕(=山岡)に質問するとあるんだけど」と言いつつ、林さんが質問する間もなく始まった山岡の話は、林さんが「15年前の想定と今との違い」といった質問でアクセントを加えながら、当時の様子や山岡の思いが語られた。その一例を挙げると「15年前はよくわからなかった。でもNPO法が通ったら、もう少ししっかりとした市民社会になるだろうなと思っていた。だから、NPO法が通るか通らないかわからない状況の中で、とにかく必死になってがんばった。」
「日本の文化の中に染みついた縦割り社会。その象徴である主務官庁制が日本の市民活動を阻害しているという信念を持って、意図的に壊そうとした。」
話は進み、15年という歳月によるNPOとそれを取り巻く環境の変化について語られた。それは、行政とパートナーシップを組むことで行政を変えていこうというセンターの戦略、基盤の強さや人材育成で一歩先を行くNGOと一緒にやることでNPOが力をつけていく必要性、企業の意識の大きな変化とそれにNPOとしてどうこたえていくか、など。まだまだ話はこれから、といったところで、所定の時間が来てしまい、談義2へと席を譲ることとなった。(文責:スタッフ岡本)

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談義2
NPO法人ケア・センターやわらぎ代表理事 石川治江(いしかわはるえ)さん
× 日本NPOセンター事務局長 田尻佳史

介護保険制度が始まる前から24時間365日の介護サービスを始めた先駆者であり、ケアの中身をメニュー分けして記録に残すという業界初の携帯端末「ichigoシステム」を開発した石川さん。実は日本NPOセンターの調査業務も「介護保険の調査研究でもやれば?」との石川さんの助言から始まったとか。それから早15年。現在は立教大学でボランティネットワーク論などを中心に教鞭もとる石川さん。田尻から「最近の社会企業家思考の若者」についての見解を求められ「物事は2000年くらいのスパンで考えるべき。100年じゃどうしようもない。ゆっくりでいいから着実にやっていく。大切なのは『愚直』であること」と30年以上に渡る市民活動の実感を込めた、示唆に富むアドバイスをくださった。また切り返す形で石川さんから「それじゃ日本NPOセンターの15年を20文字で表現して!」との緊急課題が出され、田尻が「つぎのひとにバトンをわたせるじきがきた」と19文字で即答するなど、終始テンポの良い会話が会場を盛り上げ「脱線するのにとてもタメになる」不思議な対談となった。(文責:スタッフ福田)

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15周年記念会員サロン参加者のみなさまと

15周年記念会員サロン参加者のみなさまと