分科会12[地域]
地域の力を引き出す支援力 ~これからの中間支援の役割を考える~

地域では、“自分達が暮すまちをよくしたい”という目的において、あらゆる施策や、住民による様々な市民活動が行われています。地域において多様な主体が交わり合い、こうした取り組みが活発な循環となるための大きな原動力となるのが、中間支援の力です。中間支援の力とは、あらゆるヒト・モノ・カネ・情報をつなぐ仲介支援(コーディネーション)や、市民活動・社会活動の後押し、そのための環境づくりなどの機能です。

地域の力を引き出し、持続可能な地域が生まれていくために、中間支援には大きな、また多様な役割が期待されています。いまの地域社会で求められている役割を見つめ、更にパワーアップするための議論を行います。

ここでは、NPO支援センターと社会福祉協議会のボランティアセンターによる、地域での具体的な取り組みから考えます。

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[スピーカー]

石原 達也さん
(特定非営利活動法人 岡山NPOセンター 代表理事 / 特定非営利活動法人 みんなの集落研究所 代表執行役 /特定非営利活動法人 日本NPOセンター 理事 )

大学生のみのNPO法人設立(2001年)に参画したことからNPO業界に。活動者を続ける中で支援者を志すようになり2003年に鳥取市社会福祉協議会に入職。Vコーディネーターを務めた後に転職し、出身地・岡山でNPO法人岡山NPOセンター事務局長に就任(現在、副代表理事)。その他、公益財団法人みんなでつくる財団おかやま(理事)、NPO法人みんなの集落研究所(代表執行役)、一般社団法人全国コミュニティ財団協会(理事/事務局長)等の設立に関わる。

青山 織衣さん(社会福祉法人 岸和田市社会福祉協議会)

大阪府岸和田市生まれ。現在に至るまでずっと同市在住。2003年に岸和田市社会福祉協議会に入職。これまでに、ボランティアの参画による在宅福祉サービス事業、地縁型・テーマ型両方の市民活動支援を担当し、地域課題解決を目指して日々市民と共に活動している。現在、地域福祉課地域福祉係長兼ボランティアセンター所長。
本業の傍ら、一市民として、地元の地域活性化を目指す「岸和田シティプロモーション推進協議会」(理事/ソーシャルサポート委員会委員長)の設立に携わる。NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会理事、NPO法人日本ファンドレイジング協会関西チャプター運営委員。

[コーディネーター]

田尻 佳史(特定非営利活動法人 日本NPOセンター 常務理事)

大学卒業後、海外での4年間のボランティア活動を経て、社会福祉法人大阪ボランティア協会に入職。1996年より日本NPOセンターに出向、2003年転籍。事務局長、特任理事を経て2018年より現職。市民活動の基盤整備を推進すべく、NPOと他セクターとの連携のためのコーディネーションを行い、東日本大震災の復興支援事業を含む多くのプログラムの企画立案を手掛ける。2015年富山県黒部市に移住。