
NPO/NGOが長く活動をしていると、ときに事業の急速な拡大、ボランティア中心の運営から有給スタッフ中心の運営へのシフト、活動を牽引されてこられた方の引退など、組織のあり方の見直しを求められる局面があります。また、「リーダーはこうしなければならない」という考え方が固定化されたり、マネジメントする・される側に分けられてしまう、といったように、時に組織内の役割分担や各スタッフが果たすべき機能・業務に対する認識が硬直化してしまう、ということも起こりえます。
こうした変化を求められるタイミングで、これまでの組織の物事の決め方や運営方法で対処できなくなったり、組織として大事にしてきたこととの間でせめぎ合いが起こったりすることもあるのではないでしょうか。
組織として大事にしたいことを手放さずに、組織内外の変化に対応してしなやかに運営していくには、どのような方法があり、工夫が必要でしょうか。
本フォーラムでは、組織のターニングポイントで役割分担を見直した団体の事例を伺い、多様な組織のあり方や運営方法の工夫を学び合い、考えていきます。
めざす社会の実現のために、組織運営のあり方を考える機会となりましたら幸いです。 多くの方のご参加をお待ちしています。
開催概要
日時
2026年1月27日(火) 14:30~16:45
(交流会 17:00~17:45)
会場
パナソニック東京汐留ビル 5Fホール
〒105-0021東京都港区東新橋1丁目5-1
JR新橋駅より徒歩約5分
東京メトロ銀座線新橋駅「2番出口」より徒歩約3分
都営大江戸線汐留駅より徒歩約2分
形式
対面開催
対象
組織基盤強化に関心の持つNPO/NGO
全国各地(都道府県、市町村)のNPO支援センター
NPO/NGOを支援する支援者
行政、企業のCSR担当、助成財団 など
定員
100名
参加費
無料
申込みと締切り
本フォーム(https://pro.form-mailer.jp/fms/aa197023344368)より【1/22までに】お申し込みください。
※申し込みの際にいただく個人情報は、当センター個人情報保護方針に基づいて適正に管理し、以下の用途で保管・使用します。日本NPOセンターは共催者であるパナソニック ホールディングス株式会社ならびに登壇者など本事業の目的の範囲で必要な参加者の個人情報を共有することがあります。共有先の団体等はそれぞれの個人情報保護方針に基づいて適切に管理し、本研修に関わる以下の目的で保管・使用いたします。
・本事業のために講師・その他事業の運営に従事する関係者に共有する名簿の作成(記載項目:貴団体名・申込者名)
・日本NPOセンターからの本事業に関するご案内
・今後、日本NPOセンターが行う同種の事業やお知らせ、Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs等に関する各種ご案内等
主催
パナソニック ホールディングス株式会社
認定特定非営利活動法人日本NPOセンター
プログラム(予定)
14:30 開会・オープニング
14:40 キーノートスピーチ「組織の中の多様な役割や運営方法を考える」
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター 副代表理事 木内 真理子
https://www.jnpoc.ne.jp/
15:00 パネルディスカッション/フロアディスカッション
[事例発表団体・登壇者]
認定NPO法人 女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ 事務局長 鈴木 幸恵さん
https://wn-kobe.or.jp/
認定特定非営利活動法人 フリー・ザ・チルドレン・ジャパン 副代表理事 原元 望さん
https://ftcj.org/
[キーノートスピーカー]
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター 副代表理事 木内 真理子
[コーディネーター]
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター 事務局長 吉田 建治
*当日は参加者同士のグループトークやQ&Aを交えながら進めていきます。
16:35 クロージング
16:45 終了
※閉会後、懇親交流会(17:00~17:45)を行います。(任意参加)
登壇者のご紹介(登壇順)
●木内 真理子(きない まりこ)

認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター 副代表理事
途上国の国造りのダイナミズムに惹かれて、海外経済協力基金・国際協力銀行(JBIC)にて、アフリカ、インドネシア、フィリピンでの政府開発援助(ODA)業務を担当。母になったことを契機に転職。東京大学にて「Sustainability Science」の研究教育拠点形成に従事。子どもの就学を契機に、「現場に戻ろう」をキーワードにワールド・ビジョン・ジャパン勤務。海外事業担当、東日本大震災緊急復興支援部長を経て、2025年9月末まで理事・事務局長。2022年から東日本大震災の復興支援に取り組むNPOの組織基盤強化を支援する「東日本大震災現地NPO応援基金」選考委員を務める。青山学院評議員、JICA 事業評価外部有識者委員、法政大学法学部兼任講師。ロンドン大学(LSE:開発社会政策学)、オックスフォード大(開発経済学)、修士課程修了。
●鈴木 幸恵(すずき ゆきえ)さん

認定NPO法人 女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ 事務局長
大学院在学中にウィメンズネット・こうべと出会い、ボランティアとして関わった後、2020年に入職。2022年より事務局長として、組織全体の運営や事業の進行を支えている。DV 被害や貧困、住まいの不安定さなど、複数の困難を抱える女性・子どもが安心して支援につながれるよう、体制づくりや業務フローの整備、人材育成、部門間調整、事業評価など、運営基盤の強化に携わってきた。2024年に開設した全40室の「六甲ウィメンズハウス」では、利用者が落ち着いて過ごせる環境をつくるため、運営体制の準備や内部の調整を中心に担当。現場で生まれる声や経験を大切にしながら、それらを組織運営や制度面の改善に結びつけることを重視している。行政・企業・財団との連携を通じ、女性と子どもが自らの未来を選び取れる支援のあり方を探求している。
●原元 望(はらもと のぞみ)さん

認定特定非営利活動法人 フリー・ザ・チルドレン・ジャパン 副代表理事
高校1年の時よりフリー・ザ・チルドレンのメンバーとして活動を始め、高校2年でインドでの学校建設ボランティアツアーへの参加や、国内の子どもを対象にしたリーダーシップトレーニングプログラムの開発に子ども当事者として関わるなど様々な活動の企画運営に従事。大学では開発教育を学び、フィリピンの貧困問題の解決のための研修で現地を訪問するなどした。大学卒業後は一般企業に就職し、その後NGOへ転職。2011年に当団体に入職、以後活動に従事。2013 年「アーユスNGO新人賞」を受賞。2児の母。
●吉田 建治(よしだ けんじ)

認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター 事務局長
大学在学中に奈良の古い街並みを保存するNPOに参加。NPOが主体となった地域づくりに興味を持つ。2001年より大阪ボランティア協会職員、2004年より日本NPOセンター職員。NPO向けの情報化支援担当、市民セクター全国会議をはじめとする研修事業、児童館とNPOをつなぐ「子どものための児童館とNPOの協働事業」、NPO関連法税制改正、災害支援などを担当。2017年より現職。
お問い合わせ
日本NPOセンター(担当:三本)
TEL: 03-3510-0855
MAIL:kibanws#jnpoc.ne.jp
#を@に変えてください
