11/22、23「市民セクター全国会議2012 -“動く”を究める-」を開催します。

日本NPOセンターでは、市民セクターの位置づけや自らのあり様について、市民セクター関係者間で議論をすることを目的に2002年から隔年で「市民セクター全国会議」を開催しています。実施当初より、日本NPOセンターと実行委員の両主催で企画・運営をしており、毎回300人前後の参加者を得て、ノウハウやトピックスではなく、じっくりと議論を進めることに主眼を置いています。

このたび、「市民セクター全国会議2012 -“動く”を究める-」を開催いたします。
以下のサイトに要項を掲載いたしましたので、ぜひご参加いただけますよう、お願いいたします。

当日プログラム・お申込み方法についてはこちらをご覧ください。
http://www.jnpoc.ne.jp/c-sec2012/

開催概要

開催日時:
2012年 11月22日(木)13:00~18:00(18:30~懇親会)、23日(金・祝) 9:30~16:30

開催場所:
日本青年館国際ホール・会議室(東京都新宿区霞ヶ丘町7-1)
TEPIAホール(東京都港区北青山2丁目8番44号)

参加定員:
300名(先着順)

申込締切:
2012年11月9日(金)*定員になり次第締め切り

参加費:
両日参加 12,000円、一日参加7,000円(※宿泊費等は含みません) / 交流会費5,000円
日本NPOセンター正会員 両日参加10,000円、一日参加5,000円
(団体会員の会員価格適用は3名まで。参加申込時のご入会も会員価格で参加いただけます。)

参加対象:
社会を変えるために活動している団体、社会がこのままではいけないと思っている団体
社会変革のために活動している団体
民間非営利組織で活動している人および市民セクターに強い関心のある専門家、行政、企業の方

主催:
市民セクター全国会議2012実行委員会、特定非営利活動法人日本NPOセンター

 近年、これほどまでに市民にくらしの危機感が実感を持って広がっていることはないのではないでしょうか。
 生活保護受給世帯は増え続け、過疎化への歯止めはかからず、自殺者数も依然として極めて高い状況となっています。世界的にも経済危機や「アラブの春」以降の不安定な情勢、環境問題や領土問題など、にわかには解決の難しい課題は枚挙にいとまがありません。
 この不透明で不確実な社会のなかで、漠然とした将来への不安感が広がっています。政府、政治も方向性を模索して入るものの、明確な方向性を出せずにいます。

 こうした状況のなかで、自発的・主体的に課題解決に取り組んでいく動きが市民セクター全体で広がっています。東日本大震災以降も、「任せておけない」「ほうっておけない」と多くの人が自ら行動を始めました。そのなかにはこれまで市民活動に触れたことのなかった人も少なくありません。

 日本の市民セクターはいま、分岐点に立っています。この1年半で市民活動の裾野は大きく広がり、期待も高まっています。しかしながら、取り組むべき困難な社会課題も山積しています。
私たちが、その期待に応え、社会課題に立ち向かうためには、市民セクターのこれまでの蓄積を振り返り、時代に合わせて自ら変容をしていくことが求められています。

 市民セクター全国会議2012では「自ら動く」「つながって動く」「支えるために動く」の3つをテーマとし、「”動く”を究める」をメインテーマとしました。現代の社会課題解決に向けて、市民一人ひとりが当事者意識を持ってそれぞれが主体的に行動できる社会を作るため、市民 セクターのメンバーである私たちがどう”動く”べきかを考えたいと思います。

 皆さまとともに、議論を深めましょう。

日本NPOセンター 代表理事 早瀬 昇