冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク(宮城県)への助成が決定しました

2011年6月30日に下記団体に対して、現地NPO応援基金の助成を決定しました。

団体名

特定非営利活動法人 冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク 

ウェブサイト

http://www.bouken-asobiba-net.com/network/

助成金額

1,500,000円

通常の活動

・海岸公園冒険広場の運営(仙台市指定管理者として)
・他地域での冒険あそび場(プレーパーク)の開催支援
・高校生ボランティア、インターンシップの受け入れ
・プレーリーダー養成講座
・公園の再整備への助言・新設の公園づくりへの助言
・青少年長期自然体験活動推進事業「わらすこ山がっこ」運営協力

震災対応の事業

今回の震災により子どもたちは、揺れや津波による直接の不安に加え、信頼する大人たちが災害で翻弄される中で安心を奪われるなど、その多くがケアの必要な状況に置かれている。そのような中、日々の暮らしの中で子どもたちが自らを癒せるような環境をつくっていくことが課題となっている。

一方、当会は仙台市若林区で仙台市立海岸公園冒険広場を指定管理者として運営し、子どもが自由に遊べる冒険遊び場を設置し、子どもの成育に果たす役割について高く評価されていたが、公園の半分が津波で被災し、再開の目途が立っていない。

本事業では、子どもが持つ「自分の欲求に基づく行動=遊びを通じての自己回復力」に着目し、子どもが能動的に遊べる場づくりや、見守る人の輪づくりを含めた環境づくりを行い、子どもの心のケアに取り組み、仙台市立海岸公園冒険広場の運営のなかで培った、子どもが自由に遊べる場づくりのノウハウを活かしていきたい。

具体的には、被害の大きかった地域(仙台市若林区六郷、七郷地区)を中心に複数個所で遊び場の運営を行うことを主活動として据え、加えてそれに関連付ける形で、講座、環境調査等をおこなっていく。また、そのための研修等を実施する。
定期的に開催する遊び場は、8月までに2か所程度を目標とし、人材の確保・育成の状況に合わせ、年内に3か所程度の拠点を運営することを目指す。そのため、7月頃からボランティア向けの研修等を実施していく。