輝くなかまチャレンジド(宮城県)への助成が決定しました

2011年10月21日に下記団体に対して、現地NPO応援基金(第1期)の助成を決定しました。

事業名
仮設住宅の高齢者・障害者・健常者が共に健康でノーマライゼーションな交流をしようプロジェクト

団体名
特定非営利活動法人輝くなかまチャレンジド

ウェブサイト
http://www15.plala.or.jp/kokorosaori/
http://blog.canpan.info/kokorosaori/

助成金額
1,990,000円

通常の活動
・通所による創作・生産活動(さをり織りの製作活動)
・社会との交流機会の提供(さをり織り製品の販売、地域交流会、展示会の参加・企画)
・社会生活上の便宜をはかるサービス(茶道、図書/市立図書館利用、カラオケ、音楽などのクラブ活動、一泊~二泊の研修旅行)
・相談・支援(個人相談会、就労移行支援)

震災対応の事業
輝くなかまチャレンジドの障害者通所施設「地域活動支援センターこころ・さをり」(以下「こころ・さをり」)は、3月11日の震災で被災し、周辺一帯の地盤沈下と浸水により使用不能となったため、一時活動を休止し、6月からはスタッフの自宅等で活動を開始し、8月からは石巻市内の仮設住宅支え合い拠点センター内にて活動できることになった。
1.健康体操の実施(10月より開始。月1回程度)
「こころ・さをり」の利用者も仮設住宅に入居した者がいるが、居住スペースが狭く、暑さ対策や近隣環境が悪いため、生活環境の変化・悪化による健康の維持・管理、精神的ストレスの緩和を目的に、インストラクターの指導による体操で運動不足の解消を図ると共に、障害者、高齢者、健常者が一緒に体操することで相互の交流を図りたい。
2.休憩・交流コーナーの設置(9月より開始。平日の10:00~15:30まで)およびお茶会の開催(10月より開始。月1回程度)
支え合い拠点センターを利用するにあたり、障害のある人たちへの理解と協力は不可欠であり、仮設住宅内での新しいコミュニティ形成も必要とされることから、セルフスタイルのお茶コーナーを作り、水分補給と広い場所での休息の確保、映画上映会の開催など、仮設住宅の住民同士や障がいのある人たちとの交流、社会参加の機会を提供したい。
3.参加者・利用者送迎サービス(9月より開始。平日)
地域の交通事情が悪化し、高齢者や障害者は避難所や仮設住宅等に閉じこもりがちになっているため、他の仮設住宅の住民も利用可能な送迎サービスを行い、孤立化を防止したい。
4.洋服直し(修理)サービス(9月より開始。平日)
支援物資等で頂いた洋服のサイズ直し等を無料でサービスする。さをり織り縫製担当員の技術を活かしたものとする。
※上記の活動の実施にあたり、団体が震災前に活動していた、さをり織り体験、障がい者調理実習、交流会など他のプロジェクトと連動して取り組み、相乗効果を図りたい。