7/12(金) NPOと行政の対話フォーラム ’19
参加者募集

【終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました】

社会的な価値を生み出す協働とは何か?
~出会いと共振による地域づくり~

NPOと行政は、地域社会の様々な課題の解決を目指し、お互いが持てる力を出し合いながら連携し協働を進めてきました。そして、協働を推進するための条例や規則、マニュアルやルールブックなどの整備により、両者の協働は大きな成果をあげてきたと言えます。
しかし、NPOには「社会的な課題の解決」のほかにも「社会的な価値の創造」という重要な役割があります。新たな価値の創造は、これからの行政運営にとっても重要な意味を持つものです。では、協働により生み出される価値とは、どのようなことが考えられるのでしょうか。
活動する地域や分野、事業内容によって様々ありますが、例えば次のようなことなどが考えられます。

  • 参加や協力の機会がつくられる
  • 様々なネットワークが生まれる
  • 新たな発見があり、次に向けた動きがみられる
  • 他の地域や分野へのノウハウ移転の可能性が広がる
  • 次世代を担う人材が育つ
  • お互いの組織変革の必要性が認識される
  • 市民主権型の協働事業の重要性についての認識が深まる

今回のフォーラムでは、NPOと行政の協働は「課題解決」だけではなく、「価値の創造」にも重要な意味をもつという認識のもと、「社会的な価値を生み出す協働とは何か?」をともに考える場にできればと思います。


■日 時
7月12日(金)10:15~17:00

■会 場
かながわ県民センター アクセス
(横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2 *JR横浜駅きた西口から徒歩5分)

■対 象
自治体職員、NPO支援センターやNPOのスタッフ、企業の方など

■定 員
150名(先着順/定員に達し次第締切)

■参加費
日本NPOセンター正会員: 6,000円(団体会員の会員価格適用は3名まで)
準会員・一般: 7,000円

※入会をご希望の方はこちらをご覧ください

■主 催
認定特定非営利活動法人日本NPOセンター

■協 力
かながわ県民活動サポートセンター

■プログラム

9:30        受付開始
10:15~10:30  開会あいさつ
10:30~11:00  「社会的な価値を生み出す協働とは何か?」キーノートスピーチ
11:00~12:30  パネルディスカッション
12:30~13:30  昼食休憩
13:30~15:30    【選択プログラム】
(1)セッションA 「中山間地における地域づくりと協働を考える」
(2)セッションB 「地域の子育て支援と協働を考える」
(3)レクチャー   「NPOと行政の協働 A to Z」、かながわ県民活動サポートセンター館内ツアー
15:45~17:00  情報交換会

■お申し込み
以下のフォームからお申込みください。

お申込みフォーム
(先着順/定員に達し次第締切)

 

プログラム詳細

キーノートスピーチ 10:30~11:00

「社会的な価値を生み出す協働とは何か?」

NPOと行政の協働における両者の役割を改めて確認し、協働における「社会的な課題の解決」と「社会的な価値の創造」について、底流にある考え方などをお話しいただきます。

■発題者

山岡義典(やまおか よしのり)さん

特定非営利活動法人市民社会創造ファンド 理事長 / 特定非営利活動法人日本NPOセンター 顧問

大学で建築を学び、都市計画の研究の後、トヨタ財団にてプログラム・オフィサーに着任。市民活動への助成の基礎をつくる。1996年の日本NPOセンターの設立に際しては中心的な役割を担い、民間非営利セクターの基盤強化に向けたプログラムづくり、NPO法の成立や各地の民間NPO支援センターの設立などに関わる。2008年に代表理事、2012年より顧問。2002年に市民社会創造ファンドを設立し、企業のフィランソロピーの新しい仕組みとして市民活動助成に取り組む。2001年に法政大学教授、2012年名誉教授。2014年より助成財団センター理事長。

パネルディスカッション 11:00~12:30

「社会的な価値を生み出す協働とは何か?」

NPOと行政の協働における両者の役割を改めて確認し、協働における「社会的な課題の解決」と「社会的な価値の創造」について、底流にある考え方などをお話しいただきます。

■登壇者

石原 達也(いしはら たつや)さん

特定非営利活動法人みんなの集落研究所 代表執行役 / 特定非営利活動法人岡山NPOセンター 代表理事

2001年大学生のみのNPO法人設立に参画したことからNPO業界に。活動を続ける中で支援者を志すようになり2003年鳥取市社会福祉協議会に入職。Vコーディネーターを務めた後に転職し、出身地・岡山でNPO法人岡山NPOセンター事務局長に就任(現在、代表理事)。その他、みんなでつくる財団おかやま(理事)、みんなの集落研究所(代表執行役)、全国コミュニティ財団協会(常務理事)、PS瀬戸内株式会社(代表取締役)等の設立に関わる。

原 美紀(はら みき)さん

よこはま地域子育て支援拠点ネットワーク 代表 / 特定非営利活動法人びーのびーの 副理事長・事務局長

2000年「NPO法人びーのびーの」を子育て当事者である親たちで立ち上げ、仲間とともに「おやこの広場びーのびーの」を商店街空き店舗に開設。2006年に「地域子育て支援拠点どろっぷ」を横浜市委託事業として運営。施設長を務める。社会福祉士。「新しい協働を考える会」という研究組織をNPO法人、有識者と共に立ち上げ、契約実務に踏み込んだ協働の第2のステージとしてあるべき姿、新たな仕組みを検討。また横浜市18区各区で子育て支援に関わる団体、個人と共にネットワーク「よこはま地域子育て支援拠点ネットワーク」を創り、実践者同士の連携を強固に、子育て支援の在り方、今後のビジョンについて、多職種連携を大事にメンバーで語り合いながら活動を続けている。

坂井 雅幸(さかい まさゆき)さん

特定非営利活動法人神奈川子ども未来ファンド 副理事長 / 元かながわ県民活動サポートセンター 所長

神奈川県職員在職時にNPO協働推進室長、くらし県民部長、かながわ県民活動サポートセンター所長などを歴任。行政の立場からNPOと行政の協働などNPO施策を推進。退職後は、横浜貿易協会に勤務する傍ら、神奈川子ども未来ファンドに参加、NPOの立場から地域社会づくりに取り組んでいる。現在同ファンド副理事長。他に藤沢市市民活動推進委員会委員などを務める。

萩原 なつ子(はぎわら なつこ)

特定非営利活動法人日本NPOセンター 代表理事 / 元宮城県環境生活部次長

お茶の水女子大学大学院修了(学術博士)。トヨタ財団アソシエイト・プログラム・オフィサー、東横学園女子短期大学助教授、宮城県環境生活部次長、武蔵工業大学環境情報学部助教授を経て、2006年4月より立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科准教授、2008年より教授。専門は、環境社会学、ジェンダー研究、市民活動論、2004年7月より日本NPOセンター常務理事、2012年より副代表理事を経て、2018年より代表理事。

選択プログラム 13:30~15:30

(1) セッションA: 中山間地の地域づくりと協働を考える

中山間地における様々な事業を事例に、他の地域にも共有が可能な「社会的な価値を生み出す協働とは何か?」を参加者の皆さんとともに考えます。

〈ゲスト〉
石原 達也(いしはら たつや)さん
特定非営利活動法人みんなの集落研究所代表執行役 / 特定非営利活動法人岡山NPOセンター代表理事

〈進行〉
吉田建治(よしだ けんじ)
認定特定非営利活動法人日本NPOセンター事務局長


(2) セッションB: 地域の子育て支援と協働を考える

地域子育て支援拠点での活動を事例として、他の分野にも共有が可能な「社会的な価値を生み出す協働とは何か?」を参加者の皆さんとともに考えます。

〈ゲスト〉
原 美紀(はら みき)さん
よこはま地域子育て支援拠点ネットワーク代表 / 特定非営利活動法人びーのびーの副理事長・事務局長

〈進行〉
上田 英司(うえだ えいじ)
特定非営利活動法人日本NPOセンター 事務局次長


(3) レクチャー: NPOと行政の協働 A to Z

NPOと行政の協働が施策化されてから20年余りが経過し、この間、協働を推進するための条例や規則、マニュアルやルールブックなどが整備され両者の協働は大きな成果をあげてきました。しかし、新たに設立されたNPOのスタッフや人事異動で新任となった行政職員にとっては、協働についての「理論的な整理」「施策化の経緯」「具体な事例」「問題や課題」などについて分からないこともあるのではないでしょうか。このレクチャーでは、改めて協働の過去・現在・未来について整理し、参加者の皆さんとともに考えます。

〈講師〉
椎野 修平(しいの しゅうへい)
特定非営利活動法人日本NPOセンター 特別研究員

情報交換会 15:45~17:00

参加者の皆さん同士が、所属する組織や活動などについてお互いに学んだり情報交換できる場を設けます。


 

■お問合せ

日本NPOセンター NPOと行政の対話フォーラム ‘19 事務局

担当:椎野、清水
100-0004 東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル245
TEL: 03-3510-0855  MAIL:taiwa※jnpoc.ne.jp ※を@に換えてご送信ください