【開催報告】第3回課題ラボ QROSS SESSION テーマ「文化」


2019年5月27日にBASE Qにて、第3回課題ラボQROSS SESSIONを開催。今回のテーマは「文化」。プレゼンテーターは日本NPOセンターから上田と三本、ファシリテーターは電通Bチームの倉成さんで「課題の文化祭」をコンセプトに進行しました。

「健康で文化的な最低限度の生活」―日本国憲法25条にあるこの「基本的人権」項目にある”文化的”…この課題ラボの編集会議はここから始まりました。各所に「わからない」と言われながらやっと行き着いたのは、文化庁職員の方による「文化芸術基本法」の解説。書いてある言葉としてはわかりましたが…まずは、オープニングステージへ。

オープニングステージでは、手話で楽しむ落語を実践されている古今亭菊千代さん、障害のあるアーティストseiyamizuさんにご自身と文化的アプローチのご登壇いただきました。

次いで、日本NPOセンターと電通Bチームでキュレーションした「文化に関わる課題51」のなかから、20ほどの課題をピックアップして、紹介しました。(以下、一部掲載。)

  • 多文化共生が翻訳や通訳に置き換わりがちな問題
  • 注意書きが多すぎる – too many rules – 問題
  • アイデンティティ形成に文化は大切なのに触れる機会が均等でない問題

このあと、会場のご参加者との課題についての追加の紹介や質疑応答や意見交換を行いました。「察してね」には限界がある問題。交通機関を利用する時に、例えば妊婦さんに、席を譲りますよというのが行われてこない。海外だと近くにいる人がさっと助ける。日本だと「傷つけたらどうしよう」と手を差し出せなかったらなど…。

「文化とは何か」

この大きな問いに、参加者からは様々な投げかけや意見交換が起こりました。「まず生存的なもの、医療や健康、その次に文化。そのさじ加減みたいなところも考えていかないとなのかな、と思いました。」「まず生存的なもの、医療や健康、その次に文化。そのさじ加減みたいなところも考えていかないとなのかな、と思いました。」「基本的人権としての文化、という言い方があったけれども、文化は今まで、シビック→ポリティカル(政治)→エコノミー(経済)という序列の中にあったけれども、既にそれは無く並列にあるのではないか。人間の尊厳やアイデンティティを確保するものには、パンが大事なのと同時に表現が権利の確保になっている。」アーティストのseiyamizuさんは、「私なんかは、どれだけ、懐深い人を増やしていけるか、ですかね。」とお話しされました。

最後まで明確な結論には至りませんでしたが、開催後参加者の方は「文化についての正解はなく、人それぞれの解釈がある。(略)この文化ということに関しては、私ごととして考え続ける必要があるし、それが文化に厚みと暖かみを付け加えられる方法なのかなぁと思います。」と感想を掲載してくださいました。

次回のQROSS SESSIONは「テーマ持ち寄り型」。
詳しくは、「課題ラボ」メンバーのみなさんにお知らせします。
登録はこちらから!

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。