【終了しました】NPO/NGO『支援力』応援プログラム 現場の声から学ぶ! 組織診断サポート研修(2023年8月~10月)ご案内

NPOが活き活きとしなやかに活動するために、支援者の組織基盤強化に伴走する能力強化も欠かせません。
団体内のコミュニケーション、人材育成、組織文化の可視化、活動の中期展望、持続可能な財政…組織運営上の「課題」をもつ団体に、NPO支援者はどう寄り添えるでしょうか。

この研修は、組織基盤を強化しようとするNPOに伴走し、ともに考え、ときに新しい視点を提供し、一歩踏み出す行動を後押しする「組織基盤強化の伴走支援」ができる力をのばすことを目的としています。特にその中でも、支援の基本となる「組織をみて課題を整理する力(組織診断)」に焦点をあてます。

基礎編では、「組織基盤強化のための組織診断」「組織診断のための情報収集」にフォーカスしたオンラインセミナーを開催します。
実践編では、実際にNPOの活動現場に赴き、組織課題を探るインタビューを実施。
グループワークを通じて参加者、経験豊富な講師・チューターとともに、組織課題を深掘りして整理する視点を磨きます。

「基礎編のみ」もしくは「基礎編+実践編」を選んでご参加ください。
NPOを支える力を強化したい皆様のご参加を、お待ちしています。

*本研修はパナソニック ホールディングス株式会社との共催で実施します。

”組織基盤強化”とは
この研修での「組織基盤強化」とは、NPOがそのミッションの達成やビジョンの実現に向けて、活動や事業を支える組織の基盤(人材、組織文化、コミュニケーション、技術など)を強化するために、その課題を深堀りし、取り組みこと、と整理しています。
組織のあり方も、抱える課題も、NPOによってさまざまで、多様です。組織基盤強化はNPO自身が自ら取り組むことですが、客観的な視点でサポートできる第三者の存在があると、より効果的に取り組めるという声が多く、組織基盤強化の伴走支援を行うことができる支援者が求められています。

開催日時

●基礎編(全2回/オンライン)
8月8日(火) 13:30~17:00 基礎レクチャー(1)
8月18日(金) 13:30~16:00 基礎レクチャー(2)

●実践編(全4回/鳥取市内での集合研修+オンライン)
9月12日(火)13:00~13日(水)16:00 実践ワーク(1)(鳥取市内でのフィールドワークと集合研修)
9月25日(月) 13:30~16:00 実践ワーク(2)「組織課題の見立てを整理する」
10月6日(金) 13:30~17:00 「事例における組織課題の見立てを共有する」

*基礎編のみの参加も可能です
*毎回、基礎編を含めて事前宿題がございます。
*毎回、終了後に任意参加の交流タイムがあります。
プログラムの詳細はこちらをご覧ください。

形式

●基礎編:オンライン(Zoom)
●実践編:集合研修(1泊2日・鳥取市)+オンライン(Zoom)

対象

支援力を高めるため、組織診断の視点や技術、伴走支援の姿勢を学びたい方が対象です。

(1) NPO支援センターや分野別ネットワーク組織など、NPO支援をしている組織に勤務している方
(2) 行政や助成財団などでNPOの組織運営に関する相談を受けている方
(3)フリーランスで業務としてNPO支援をしている方
(4)NPO/NGO組織経営の経験のある方
(5)いままでに本研修に参加した受講者

*いずれも概ね3年以上の実務経験者を想定しています。
*勤務先や支援先の法人格は問いません。
*ご参加にあたっての事前相談も受けつけております。事務局にお問い合わせください。

定員

●基礎編:40名
●実践編:20名

参加費

●基礎編
 4,000円(税込み)
(日本NPOセンター正会員:3,000円(税込み))

●基礎編+実践編 ※1
 10,000円(税込み)
(日本NPOセンター正会員:7,500円(税込み))

※1実践編の参加費についての補足
実践編:9月12-13日開催の実践ワーク(1)については食費・宿泊費として別途10,000円程度いただきます。また会場(鳥取市)までの交通費は参加者のご負担となります。詳細はお申込みされた皆様へご案内いたしします。

◆実践編 集合研修への交通費助成について【終了しました】
この研修は特定非営利活動法人 市民社会創造ファンドが行う「NPO支援組織スタッフ強化助成・参加者交通費助成」の対象研修です。
ご希望の方は申し込み時、申し込みフォーム内で選択ください。
本研修事務局から詳細のご案内をお送りいたします。
*助成総額が限られるためご希望の方はお早目に申し込みください。
 (助成総額:10万円程度、4~5名の対象を想定しています。)

申し込みと締め切り

以下のウェブサイトからお申し込みください。 【受付終了しました】
締切:2023年7月25日(火)8月1日(水)

※申し込みの際にいただく個人情報は、当センター個人情報保護方針に基づいて適正に管理し、以下の用途で保管・使用します。日本NPOセンターは共催者であるパナソニック ホールディングス株式会社ならびに講師、チューターと本研修の目的の範囲で必要な参加者の個人情報を共有することがあります。共有先の団体等はそれぞれの個人情報保護方針に基づいて適切に管理し、本研修に関わる以下の目的で保管・使用いたします。
・本研修のために講師・参加者間・その他本研修の運営に従事する関係者に共有する名簿の作成(記載項目:お名前、ご所属、NPO支援の経験年月、NPO支援(組織基盤強化や伴走支援を含む)の経験、研修参加動機)
・日本NPOセンターからの本研修に関するご案内
・今後、日本NPOセンターが行う同種の研修等に関する各種ご案内等、日本NPOセンターからのお知らせ

主催

パナソニック ホールディングス株式会社
特定非営利活動法人日本NPOセンター

研修内容(予定)

基礎編

8月8日(火) 13:30~17:00(240分)

基礎レクチャー(1)本研修における組織基盤・組織基盤強化・組織診断とは

組織基盤、組織基盤強化、組織診断についての基礎知識をワークを交えて学びます。

8月18日(金) 13:30~16:00 (150分)

基礎レクチャー(2)組織診断のプロセス・必要な情報収集とは/支援者に求められる伴走支援の姿勢とは

組織診断のプロセス、伴走支援者の姿勢を学び、組織課題を探るための情報収集について演習を行います。

実践編

9月12日(火)13:00~21:00 会場・宿泊:鳥取市内
9月13日(水) 09:00~16:00 会場:鳥取市内

実践ワーク(1)組織診断のための情報収集(団体訪問)/仮説づくり

実際のNPOの活動現場に足を運び、活動内容と組織に関する課題認識について情報収集を行います。組織のファクト整理と仮説づくりに取り組みます

*訪問先:認定NPO法人ハーモニィカレッジ
団体のご協力のもと、インタビューも実際の課題や状況に基づいて行われます。(写真:認定NPO法人ハーモニィカレッジ ウェブサイトより)

9月25日(月) 13:30~16:00 (150分)

実践ワーク(2)組織課題の見立てを磨き合う

各自がまとめた組織課題の見立てを突き合わせ、全体ディスカッションやメインコメンテーターとのやりとりをもとに、異なる視点を得て組織診断の見立てを磨きます。

10月6日(金) 13:30~17:00(240分)

まとめ 事例における組織課題の見立てを共有する

NPOに参加者から組織課題の見立ての内容を共有し、ともに組織課題の見立てを深めていきます。

参加者の皆さんがNPO支援の仕事の幅を広げたり悩みを共有したりする場を、SNSやZoomなどで事務局がサポートします。研修のプロセスはもちろん、研修後もぜひネットワークを広げてください。

これまでの参加者の声

✔組織基盤強化の全体像を理解し、それを実際に使って団体とコミュニケーションする練習を詰めることができました。
✔実際にやってみないとわからないことが多くある。質問の仕方や、引き出し方など人と関わりながら学びました。またグループで行うことで、自分と違う視点やスキルを参加者同士で学びあえることも大切だと感じました。
✔参加者のみなさんと一緒に交流できて励みになった。県内の中間支援組織職員研修の企画・運営を担当しているので、学んだことを活かし自組織の組織診断や相談対応のケースワーク等に取り組んだ。
✔これまで自分が行ってきた組織診断の方法の長所と短所を理解でき、支援の方法について幅が拡がった。
✔NPO支援者向けの組織づくり、組織基盤強化をテーマとした稀有な研修だと思います。支援者仲間もできました!

講師

河合 将生(かわい・まさお)さん

NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime 代表

専門性:組織基盤強化、ファンドレイジング支援、評価、伴走支援/個別支援

2011年7月、office musubime (オフィス ムスビメ)を設立。伴走支援を専門としながらNPOの組織基盤強化、組織診断・評価、ファンドレイジング支援、事務局支援、ファシリテーション等に取り組む。主な伴走支援では、Panasonic NPO/NGOサポートファンドfor SDGs(組織診断・組織基盤強化助成)、京都府地域交響プロジェクト専門家派遣事業、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン東日本大震災復興支援コミュニティ・イニシアチブ事業、SCJ/地域創造基金さなぶり「はぐくみファンド」、公益財団法人東日本大震災復興支援財団「子どもサポート基金」資金調達力強化事業助成プログラム/ファンドレイジング支援など。組織のガバナンス評価や組織診断では、一般財団法人社会的認証開発推進機構、非営利組織評価センターなど。その他、NPOやその活動の成果や価値をどう表現するかの取組みの伴走支援も。
また、コミュニティ財団や組織評価、フリースクール、子ども・子育て支援、国際協力など、複数のNPOに役員やアドバイザーとして関わる。大学の非常勤講師として「NPO・NGO論」「ボランティア論」「平和構築論」などの担当も。日本ファンドレイジング協会関西チャプター共同代表/認定講師、日本評価学会認定「評価士」。

河合さんのインタビューはこちら

チューター

●松村 翔子(まつむら・しょうこ)さん

特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター 副センター長

宮城県出身。2011年の東日本大震災時、様々なボランティア活動やプロジェクトを始める人たちを見て「私にも何かできないか」「これからのまちづくりに関わってみたい」と、同年9月にNPO法人せんだい・みやぎNPOセンターに入職。指定管理を受けて管理運営している仙台市市民活動サポートセンターに勤務し、2017年より現職。これまで主に情報発信収集業務、事業企画業務を担当。取材活動や事業企画、窓口業務を通じて地域で奮闘する活動者の方々と出会うたび「仙台、宮城っていいなぁ」と思う。好きなお祭りは、仙台・青葉まつり すずめ踊り。

昨年度基礎編を受講しました。今年度はまた違った関わり方を通じてさらに学ばせていただいています。相談者にとって必要な支援は何か、みなさんと一緒に考えたいです。

●寺坂 純子(てらさか・じゅんこ)さん

公益財団法人とっとり県民活動活性化センター 次長

鳥取県出身。米国の会計士事務所にて、主に日系企業の法人設立・解散、会計・税務業務等のサポートを行う。Uターン後は、2014年より一般財団法人とっとり県民活動活性化センター(現在は公益財団法人)にてプロボノ、事務力支援、専門家派遣等の業務を担当。2017年より子どもの貧困対策等に取り組む県域のネットワーク組織「とっとり子どもの居場所ネットワーク“えんたく」の運営にも携わる。2021年から次長として主にNPOの組織基盤強化事業等を担当。好きなことは、カフェでコーヒーを楽しむこと。

「支援を行ううえで人とのコミュニケーションは欠かせません。この研修は、知識の習得はもちろん、どれだけ組織とそこに関わる人たちのことを見える化し、参加者とのコミュニケーションも図りながらブラッシュアップしていく場所になると思います。ぜひ一緒に学んでいきましょう。」

●松村 渉(まつむら・わたる)さん

特定非営利活動法人ひろしまNPOセンター プロジェクトマネジャー

2010年に特定非営利活動法人ひろしまNPOセンターに入所し、NPOと行政の協働環境調査、CBSB推進事業、プロボノ(サービスグラント)、東日本大震災支援等を担当。2014年から4年間ほど民間シンクタンクへ転職し、2018年よりひろしまNPOセンターに復職する。復職後は、平成30年西日本豪雨災害復興支援、NPOの組織基盤強化等を担当し、2019年からは休眠預金事業(中国5県休眠預金等活用コンソーシアム)を担当。

「貴重な体験を軸とした研修です。一緒に学びましょう!」

●福田 和昭(ふくだ・かずあき)さん

公益財団法人ひょうごコミュニティ財団 職員

北関東出身。学生時代に阪神・淡路大震災のボランティア活動に参加したのをきっかけに市民活動に興味を持つ。のち神戸に移り住んで、災害救援のNGO、高齢者福祉のNPOで、総務・経理・広報など裏方寄りの業務を中心に市民活動に携わる。2022年より公益財団法人ひょうごコミュニティ財団職員として、市民活動への助成事業やNPOの相談業務を担当。趣味は星を見ること。山奥に星見に出かけたり、地元の科学館の友の会の活動に関わっている。

「組織基盤強化の基本を改めておさらいし、全国の仲間の視点に触れ、現場の体験を通じて、市民活動を支援する力を共に深めていきましょう」

●三本 裕子(みつもと・ゆうこ)

日本NPOセンター  連携チーム

環境NGOを経て、さまざまな立場にある人々とともに一歩ずつ社会を変えていく修行として現所属の扉を叩く。2011年より日本NPOセンター職員。東日本大震災・復興支援事業に関わる中で「組織基盤強化」に触れる。NPOが取り組む社会課題を異セクターと共有し課題改善のための場を創出する「課題ラボ」担当。

「相談に応えようと思う時、組織基盤強化の視座が役立つな、だいじだなぁと思っています。いっしょに磨き合えたらうれしいです。」

●吉田 建治(よしだ・けんじ)

日本NPOセンター 事務局長

1979年奈良市生まれ。立命館大学政策科学部卒。
大学在学中の1999年、奈良の古い街並みを保存するNPOと出会い、活動を通してNPOが主体となった地域づくりに興味を持つ。2001年より大阪ボランティア協会職員、2004年より日本NPOセンター職員。NPO向けの情報化支援担当、市民セクター全国会議をはじめとする研修事業、児童館とNPOをつなぐ「子どものための児童館とNPOの協働事業」、NPO関連法税制改正、災害支援などを担当。NPOが多様なステイクホルダーと共に地域課題に取り組む機会作りを進めている。2017年より現職。

「組織基盤強化の取り組みは団体によってそれぞれ。それを支える力は一朝一夕につくものではなく、この研修は延々と続く旅への入り口かもしれません。NPO支援者として必要なものを獲得する旅に一緒に行きましょう。」

お申し込み手順(必ず事前にお読みください)

  • クレジットカードでお支払いされる場合
    1. 申し込みページ「申し込む」をクリック
    2. 名前、所属、参加編を選択する
    3. 「支払い手続きに進む」をクリック
    4. クレジットカード番号を入力し「支払い」をクリックすると決済が完了します
    5. 入金が完了した方には事務局から参加者専用ページURLとパスワードをご連絡いたします。
  • 銀行振込でお支払いされる場合
    1. 申し込みページ「申し込む」をクリック
    2. 名前、所属、参加編を選択する
    3. 「支払い手続きに進む」をクリック
    4. 「銀行振込を選択する」をクリック
    5. 画面に表示される振込先にお振り込みください。※Doorkeeperの仕様で画面には「2営業日以内に支払いまたは支払い記録の提出をしてください。」と表示されますが、それ以降もお受けいたします。
    6. 振込後、振込記録(※1)を事務局にお送りください
    7. 入金が完了した方には事務局から参加者専用ページURLとパスワードをご連絡いたします。

※1 振込後の振込記録の送信方法(①または➁)
①Doorkeeper内のページで実施
(1)銀行振込で支払いをしたら、支払い記録(振込の明細など)の写真を撮るか、スキャンしてください。
(2)登録したメールアドレスに届いたメール内のリンクから、再度Doorkeeperのお支払い画面にアクセスしていただき「支払い記録を送信」ボタンをクリック。
(3)開いた画面で内容に誤りがないかを確認した後、「ファイルを選択」をクリックし、撮影した支払い記録のデータを選択します。
(4)「上記の口座に全額振込みました。」にチェックを入れ、「支払い記録を送信」をクリックします。

②事務局への直接連絡
参加者のお名前、振込者のお名前(参加者名と振込名義が異なる場合のみ)、金額、支払い日時を事務局(shienryoku@jnpoc.ne.jp)までメールでお知らせください。

お問合せ

日本NPOセンター(担当:三本、村尾)
100-0004 東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル245
TEL: 03-3510-0855
MAIL:shienryoku#jnpoc.ne.jp
#を@に変えてください