日本NPOセンターでは、この度「非営利団体のIT活用のための実態調査2025年 報告書」を公開しました。
本報告書は、2025年3月に特定非営利活動法人 日本NPOセンターが、「NPTechイニシアティブ」の事業の一環で、非営利団体のIT活用のための実態調査を行い、結果をまとめたものです。
非営利団体のみなさまのIT活用やIT人材に関わる実態・課題を把握することで、IT活用に関する議論をより具体的にし、新たな取り組みや制度づくりにつなげることを目的に実施しました。
「事業におけるITの活用」や「IT人材」「生成AIの活用」などについて、アンケート調査を実施し、結果をまとめています。
NPTechイニシアティブとは
NPOの支援に熱意があるIT企業の集まりから生まれた取り組みです。NPOがIT技術を活動に活かし、さらなる可能性を広げられるよう包括的な研修プログラムを提供し、社会課題の解決を目指します。
https://www.jnpoc.ne.jp/activity/npo/to-learn/nptech-2/
調査概要
■調査期間:
2025年2月21日から3月24日まで
■調査依頼方法:
1)NPTechイニシアティブの参加団体
2)2020年非営利団体の IT 活用のための人材の実態とニーズ調査の回答団体
3)日本NPOセンターメーリングリスト
4)テックスープメールマガジンでの呼びかけ
■調査方法:
WEBアンケートによる調査
■回答団体数:
320団体
「非営利団体のIT活用のための実態調査2025年 報告書」のダウンロード(PDF)2.7MB
主な調査結果
■ITの活用について
- 事業活動や組織運営において、ITが利用され、欠かすことができないものとなっている。


■IT人材について
- IT人材の「人数」と「スキル・知識」について聞いたところ、どちらも「やや不足している」「大幅に不足している」を合わせた割合が約9割となった。


■生成AIの活用について
- 生成AIの利用について、今後の活用への期待が見られる。


- 一方で、生成AIの利用について、課題や懸念があると回答した団体が9割を超えた。

「非営利団体のIT活用のための実態調査2025年 報告書」のダウンロード(PDF)2.7MB
今回の調査を実施するにあたって、株式会社NTTデータグループ、調査に回答いただいたNPOの方々に多大なご協力をいただきましたことに心から感謝を申し上げます。
【本件に関するお問い合わせ】
日本NPOセンター
担当:上田
Mail:nptech@jnpoc.ne.jp