生物多様性保全の社員ボランティア活動-現地NPO、NPO支援組織と協働して実現(三菱重工グループ)

エナジー、プラント・インフラ、物流・冷熱・ドライブシステム、航空・防衛・宇宙など幅広い事業に取り組む三菱重工グループ。2025年度に、同社の主要生産拠点とも近接している、ユネスコ世界自然遺産「白神山地」の玄関口である秋田県藤里町において、在来種の生態系に深刻な影響を及ぼす外来植物の駆除を目的とするボランティア活動を実施しました。
このプログラムの支援・コーディネートを日本NPOセンターが担当いたしました。
2025年8月に、約30名の社員とその家族が参加し、現地NPO、NPO支援組織とともに活動しました。

連携企業

  • 三菱重工グループ

プロジェクト名

三菱重工グループ 生物多様性保全プログラム

協力団体

特定非営利活動法人 あきたパートナーシップ(秋田県秋田市)
特定非営利活動法人 ふじさと元気塾(秋田県藤里町)
特定非営利活動法人 あきた白神の森倶楽部(秋田県藤里町)
つながるーと(秋田県藤里町)

取り組み内容

実施日:2025年8月23日~24日
参加社員数:合計31人(社員の家族含む)
開催場所:ユネスコ世界自然遺産「白神山地」の玄関口である秋田県藤里町
活動内容:白神山地に連なる林道の近くで、外来植物「オオハンゴンソウ」を駆除

日本NPOセンターが実施した主なコーディネート内容

・NPO支援組織と協力し、受け入れ団体の調整、紹介
・テーマに沿ったボランティアプログラムの企画・調整
・参加案内や荒天時の実施判断基準などの調整
・プログラム当日のオリエンテーション
など

企業担当者からのコメント

三菱重工グループは、2024年度から社会貢献の取り組みの一つとして、当社製造拠点と近接している地域での生物多様性保全活動を行うこととし、まずはロケットエンジンの噴射試験場に近い白神山地を選びました。実施にあたっては、多くの活動実績を持つ日本NPOセンターの皆さまの全面協力のもと、現地のいくつかの団体と連携して1泊2日の充実したプログラムを提供していただきました。各地から集まった参加者は、生物多様性保全の重要性について白神山地を例に学ぶとともに、外来植物の駆除活動で貴重な体験をすることができました。
当社グループは自然環境の保全・回復に向けた取り組みを推進するため、今後も地域社会と連携し、持続可能な社会の実現に向けて努力を続けてまいります。

三菱重工業株式会社
グループ戦略推進室 サステナビリティ推進室
古殿 知子さん  ※所属は掲載当時のものです。